ため息の風景〜ラモー作品集　大木和音（チェンバロ）

ため息の風景〜ラモー作品集
大木和音（チェンバロ）

イーストワークスが、ピアノ、チェンバロの調律師／技術師＝狩野真氏と仕掛けるクラシック新シリーズ。
　今作で使用された楽器は、悲運のピアノとして知られる「周ピアノ」の修復を手掛けた調律師、狩野真氏が所有するオリヴィエ・ファディーニ制作によるクラヴサン。
　ラモー・セオリーにかなった音律で調律されたクラヴサンと、バロックからコンテンポラリーな作品まで、類まれな才能で弾きこなす大木和音の演奏により、ラモー作品の魅力を忠実に再現。

【大木和音プロフィール】
東京藝術大学チェンバロ科、同大学院修士課程修了。「群馬県新進芸術家・海外派遣員」としてユトレヒト音楽院に留学、ソリスト・ディプロマ を得て卒業。在欧中、ユトレヒト古楽祭をはじめ、数多くのコ ンサ ートに出演。藝大「安宅賞」受賞。第9回古楽コンクール第3位、第 38回ブルージュ国際古楽コンクール、ディプロマ賞受賞。以来、ソロ及び他楽器との共演等、意欲的な演奏活動を行っている。（イーストワークス）

【収録情報】
ラモー
1.クラヴサン曲集（1724年; 1731年再版）より「やさしい嘆き」
2.クラヴサン曲集（1724年; 1731年再版）より「ソローニュの愚か者」
3.クラヴサン曲集（1724年; 1731年再版）より「ため息」
4.クラヴサン曲集（1724年; 1731年再版）より「喜び」
5.クラヴサン曲集（1724年; 1731年再版）より「ミューズたちの対話」
6.クラヴサン曲集（1724年; 1731年再版）より「つむじ風」
7.クラヴサン曲集（1724年; 1731年再版）より「一つ目巨人」
8.新クラヴサン曲集（1728年頃）より「アルマンド」
9.新クラヴサン曲集（1728年頃）より「クーラント」
10.新クラヴサン曲集（1728年頃）より「サラバンド」
11.新クラヴサン曲集（1728年頃）より「三つの手」
12.新クラヴサン曲集（1728年頃）より「ファンファリネット」
13.新クラヴサン曲集（1728年頃）より「意気揚々」
14.新クラヴサン曲集（1728年頃）より「ガヴォットと6つのドゥーブル」

　大木 和音（チェンバロ）

　録音時期：2012年10月
　録音場所：埼玉県富士市文化センター”キラリホール”
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　プロデューサー：狩野真
　エンジニア：奥田泰次