CD

交響曲選集(第4・6・7・8・9番、10番アダージョ、大地の歌) ガリー・ベルティーニ&東京都交響楽団(7CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9517
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

マーラー没後100周年記念注目盤
マーラー交響曲選集(7CD)
ベルティーニ&東京都交響楽団


名指揮者ベルティーニが東京都交響楽団と残した高水準なマーラー録音をまとめた7枚組ボックスがフォンテック・レーベルから登場。交響曲第4番、第6番、第7番、第8番、第9番、第10番アダージョ、大地の歌、亡き子をしのぶ歌という、ベルティーニ晩年の素晴らしい演奏の数々をお買得価格で味わえるマーラー・イヤーを飾るにふさわしいセットです。

【ベルティーニと都響】
ガリー・ベルティーニ[1927-2005]が、東京都交響楽団の指揮台に初めて立ったのは1981年のことで、以来、客演を重ねて関係を深め、1998年には音楽監督に着任、2000年から2004年にかけては横浜みなとみらいホールでマーラー・シリーズを展開するなどして注目を浴び、亡くなるまで精力的に指揮活動をおこなっていました。ベルティーニと都響のCDでは、マーラーのほかにブラームスのドイツ・レクィエムも残されており、それも素晴らしい演奏内容と評判になっています。

【ベルティーニのマーラー】
ベルティーニはオペラから現代物までカバーする広いレパートリーの持ち主でしたが、最も得意としていたのはマーラーで、有名なEMIの全集のほかにもベルリン・ドイツ響やウィーン響とのライヴ録音がリリースされるなど人気にも恵まれています。
 そのスタイルは集中力を長時間持続するベルティーニならではのもので、作品構造を重視した音響構築の手腕の見事さはどのオーケストラとの共演でも一貫しており、特にオケの技術水準が高く、マーラー経験も豊富な場合には良い結果に繋がることが多かったようです。
 都響の場合でも、古くからマーラー演奏経験が多いオケであることと、音楽監督として十分な準備をすることができたということが大きく奏功して高水準な演奏に結実しているものと思われ、多くの音素材を大切に扱うことにより、過剰な情感よりも複雑な情感を現出させるというベルティーニのマーラー解釈の特徴がよく表現されているのが印象的です。
 また、このマーラー・シリーズの演奏の際に、ベルティーニ自身が「過去20年の人生を振り返ると、自分がマーラーの作品と向き合う姿勢の広がり、深まりを感じます」と語ってもいました。実際、『千人の交響曲』のように、解釈に大きな変化が認められるものもあるので、ベルティーニ晩年のマーラーへの思いが託されたものでもあるこれらのライヴ録音にはやはり大きな価値があると言えるのではないでしょうか。(HMV)

【収録情報】
グスタフ・マーラー [1860-1911]
Disc1
・交響曲第4番ト長調
 森 麻季(ソプラノ)
 矢部達哉(ヴァイオリン)
 録音:2002年11月24日

・『亡き子をしのぶ歌』
 クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
 録音:2002年11月24日

Disc2
・交響曲第6番イ短調『悲劇的』
 録音:2002年6月30日

Disc3
・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
 録音:2003年6月29日

Disc4
・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
 中村智子(第1ソプラノ)
 澤畑恵美(第2ソプラノ)
 半田美和子(第3ソプラノ)
 手嶋眞佐子(第1アルト)
 竹本節子(第2アルト)
 福井敬(テノール)
 福島明也(バリトン)
 長谷川顯(バス)
 晋友会合唱団(合唱指揮:関屋 晋)
 新宿文化センター開館25周年記念合唱団(合唱指揮:郡司 博)
 東京荒川少年合唱隊
 オーケストラとうたうこども合唱団(合唱指揮:郡司 博)
 録音:2004年5月20日

Disc5
・交響曲第10番よりアダージョ
 録音:2003年4月15日

・交響曲第9番ニ長調(1楽章)
 録音:2004年5月30日

Disc6
・交響曲第9番ニ長調(2楽章〜4楽章)
 録音:2004年5月30日

Disc7
・『大地の歌』
 スーザン・プラッツ(メゾ・ソプラノ)
 ヨルマ・シルヴァスティ(テノール)
 録音:2003年11月29日

 東京都交響楽団
 ガリー・ベルティーニ(指揮)

 録音時期:2002〜2004年
 録音場所:横浜みなとみらいホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

【ベルティーニのプロフィール】
1927年、モルドヴァ共和国(旧ソ連)で生まれ、幼いころイスラエルに移住。テル・アヴィヴで音楽教育を受けた後、ヴェルディ音楽院、パリのコンセルヴァトワール、エコール・ノルマル、ソルボンヌ大学で、オネゲル、メシアン、ブーランジェ、J.シャイーらに師事しました。
 1958年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してデビュー。その後、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者(1971〜81年)、エルサレム交響楽団音楽監督(1978〜86年)、デトロイト交響楽団ミュージック・アドヴァイザー(1981〜83年)、ケルン放送交響楽団(1983〜91年)、フランクフルト歌劇場総監督(1987〜90年)、テル・アヴィヴのイスラエル歌劇場芸術監督(1994〜95年)を歴任、1995年からはパリ・オペラ座の中心的な指揮者として活躍していました。
 日本では、ケルン放送交響楽団とのマーラー連続演奏会でその地位を確立、在京オーケストラへの客演指揮も数多く、とりわけ東京都交響楽団には1981年の初登壇以降も頻繁に客演を重ね、1998年からは第4代音楽監督に就任しました。埼玉会館と横浜みなとみらいホールでおこなわれた「マーラー・シリーズ2000〜2004」は、その精緻で彫りの深い演奏が各方面から絶賛を浴びました。
 経歴からも察せられるとおり、ベルティーニはコンサートとオペラ双方に幅広いレパートリーをもって活躍した指揮者ですが、特に日本では、マーラー演奏のスペシャリストとして高い名声を誇っています。前述のケルン放送交響楽団との来日公演、そしてEMIへの交響曲レコーディングによって、近年のマーラー・ブームの立役者ひとりとなりました。都響の音楽監督に就任してからも、得意のマーラー演奏に冴えた手腕を発揮し、マーラー演奏の権威的存在として篤い尊敬を受けていました。 2005年3月17日永眠。

内容詳細

2000年から2004年にかけて行なわれたベルティーニと東京都so.のマーラー・シリーズからの交響曲選集。緩急の差を大きくつけたドラマティックな第8番「千人の交響曲」やスーザン・プラッツらを迎えた「大地の歌」など、数々の名演を収録する。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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