SACD

ショパン:バラード、リスト編曲集(ショパン、シューベルト、ワーグナー) 河村尚子

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC10191
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明


ショパン:バラード 河村尚子

セカンドアルバム・リリースから2年。さらに成長を重ね、深まりを見せる河村尚子の現在の音楽性を投影したRCA Red Sealからのサード・アルバムの登場です。
ショパンのバラード4曲を中心に据え、既発売2枚で明らかになった河村のショパン作品への強い親和性を継承。「音譚詩」とも称される『バラード』は、文字通り「音」で物語を「語る」ストーリーテリングの技量が要求されるのみならず、高いポピュラリティがありながら、ショパンの作品の中でも、『24の前奏曲』と並び最も深遠な難曲。さらに歌曲の編曲作品を加えた選曲は、河村の得意な「うた」の魅力を存分に発揮すること必至。そして最後を締めくくるのはリスト編曲によるワーグナー『イゾルデの愛の死』。イゾルデのトリスタンへの思いが、エクスタシーを伴った「うた」によって美しく昇華されていくロマンティシズム溢れる名品です。前2作同様、カラヤン&ベルリン・フィルの録音で馴染み深く、しかもその優れた音響で知られるベルリンのイエス・キリスト教会での録音です。SACDハイブリッド盤(2chのみ)でのリリース。(RCA)

【収録情報】
・ショパン:バラード第1番ト短調作品23
・ショパン:バラード第2番ヘ長調作品38
・ショパン:バラード第3番変イ長調作品47
・ショパン:バラード第4番へ短調作品52
・ショパン〜リスト編:歌曲『乙女の望み』
・ショパン〜リスト編:歌曲『私の愛しい人』
・シューベルト〜リスト編: 歌曲『ます』
・シューベルト〜リスト編:歌曲『糸を紡ぐグレートヒェン』
・シューベルト〜リスト編:歌曲『水車職人と小川』(歌曲集『美しい水車小屋の娘』より)
・ワーグナー〜リスト編:イゾルデの愛の死
 河村尚子(ピアノ)
 録音時期:2013年7月24日〜27日
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会でのDSDレコーディング
 プロデューサー:フィリップ・ネーデル
 エンジニア:ミヒャエル・ブラマン

内容詳細

メジャー・デビュー前の録音も含めると4枚目のアルバムとなる。ショパンのバラードがメインではあるが、リスト編曲の歌ものが重要なカギを持っている。考えてみればバラードもまた詩の形式のひとつで、ショパンのバラードも歌だ。ここには河村の歌心があふれている。なかなかいい。(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

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 なんとまあ素晴らしい録音でしょうか。フ...

投稿日:2013/12/29 (日)

 なんとまあ素晴らしい録音でしょうか。フォルテッシモでも音の伸びが頭打ちになることも歪を伴うことも無く、高く天に舞い上がるかの如き光彩を放ちながら消え去ってゆく様は、まさにSACDならではのダイナミックレンジを存分に活かし切ったレコーディングと言えます。演奏も確かに表面的な華やかさを避け、一音一音の隈取に配慮した懐の深い曲の運びに好感が持てます。冒頭の超有名曲、バラード第1番については、どうしてもポリーニの1999年盤CDの息を飲むような深く美しい和声から、華麗でゴージャスな終結部へと至るスマートな構成感には及んでいないと思います。録音がいいだけに、今後の川村さんの研鑽に期待します。

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河村さんのバラード全曲は、このCDの録音の...

投稿日:2013/11/04 (月)

河村さんのバラード全曲は、このCDの録音の2か月ほど前にリサイタルで実演を聴きましたが、ライブでの感興を伴う演奏とはまた異なり、録音セッションでは作品と直接対峙して、彫琢を極めている感があります。 だからといって特に変わったことをしているわけではなく、むしろ抑え気味にじっくり弾き進めているようにみえるのですが、現在の河村さんの充実ぶりを示す、濃密なメッセージが伝わってきます。 たとえばバラード第1番で第2主題が再現するクライマックスでは、通常の演奏はめいっぱいに膨らました風船を一気に解放するような感じで弾かれますが、この演奏ではガスを抜くことなく、さらに一段と圧力を増していくような感じがあり、それがすばらしい高揚感に結びついているようです。この超有名曲の録音はそれこそ何十種類、何百回となく聴いてきましたが、これほど深く納得させられた演奏はないといってもよいと思います。 また、ショパン自身は4曲のバラードをまとめて弾くことは考えていなかったと思いますが、河村さんは「4曲をまとめて聴かせる」ことを意識しているようです。通して聴くと、まるで4楽章の交響曲を聴いたような統一感と充実感があります。 後半はリストの編曲ものですが、テーマは「愛」の関係で統一されており、配列もショパンの歌曲→シューベルトの歌曲→ワーグナーと、前半のバラードからのグラデーションがうまく図られていて、プログラムとしても秀逸です。

しんしん さん | 千葉県 | 不明

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