doriko feat.初音ミク

doriko feat.初音ミク レビュー一覧

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  • 本当に待ってました。 ベストアルバム「花束〜the be...

    投稿日:2014/09/21

    本当に待ってました。 ベストアルバム「花束〜the best of doriko feat.初音ミク〜」から2年半、オリジナルで言えば「ロミオとシンデレラ」から3年9ヶ月ぶりのリリースがまず嬉しい。 そしてその期待を裏切らないのは、流石のdorikoさんである。 今作には「Nostalgia」というテーマに沿った全8曲が収録されている。 アルバムの始まりは「Memories -Instrumental-」から。 どことなく終末感・喪失感を演出する静かな時計の音が逆にアルバムへの期待を高め始め、後半へ向けて重なる音でその期待は最高潮になる。 その展開はさながらライブ前の演出のよう。 そこから「コペルニクス」の骨太ギターロックに電子音を散りばめた独特の空気感のインパクトを聴かされたら、惹きこまれずにはいられない。 続く「紙飛行機」はイントロのギターのノスタルジックな音色がいきなり名曲を予感させる。 大人になって出来ることも増えたはずなのに、自分の範囲を超えられないもどかしさを紙飛行機に重ねた歌詞と耳に残るノスタルジックなメロディも素晴らしく、聴き終えたときイントロで予感した名曲を遥かに超える名曲であったと感じることになるだろう。 「文学者の恋文」は繊細なメロディとバイオリンを取り入れた壮大なバンドサウンドに吸い込まれるように聴き込んでしまう。 主人公の一途な想いを綴った言葉に文学的な美しさを感じつつ、最後のサビの展開と盛り上がりには自然と魅了されることだろう。 「セーラー服と」、「Electric Sheep」とサウンド的にも言葉的にも攻撃的でトゲがある楽曲を聴かせてくれたかと思えば、アルバム後半はdorikoさん節全開な楽曲が並ぶ。 「桜の社」はdorikoさんらしいメロディとピアノの音色が印象的。 dorikoさんの初期の楽曲を知っている人からも馴染みやすい楽曲ではあるが、何よりサウンドが今までにないくらい厚みを増しているので、実は馴染みやすさというよりは聴き応えがある一曲。 「Birthday」はシンプルな構成で、綴られた言葉が耳に残る。 新たに生まれた命に対する愛情を持った言葉は、決して大げさではなく誰もがそうだと思えるものだ。 全ての人がこの言葉のような愛情を持っていれば、どんなに良いことか。 それを気づかせてくれる一曲。 アルバムを通してみてみると、Nostalgiaのタイトルの通りの楽曲が並んでいるが、その中に色んな感情を見せてくれながらも、最後は希望を持った歌を持ってきていることで、温かい気持ちで聴き終えることが出来る。 メロディやサウンドの進化もさることながら、大事に綴られた言葉も聴いてもらいたいミニアルバムだ。

    micarosu さん

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