好きな作品です。ワールドミュージックに詳しくないのですが、いままでの作品がセネガル色が強かったとしたら、打って変わってイスラム諸国音楽色が強い曲に感じました。しかし、彼の歌声は変わらず、逆に引き込まれる世界でした。 セネガルのイスラムの宗教家やその世界を讃えた歌詞があるらしく、本国では宗教を、商業的に歌う事がタブーとされているらしく、販売が中止されたとテレビでいっていました。イスラム諸国以外の私達がこうして聞ける事はとてもすばらしい事ですが、彼らの宗教に対する真摯さも尊重したいものです。でも音楽はすばらしい。

ｽｰﾊﾟｰ･ｴﾄﾜｰﾙの演奏を含め、他の国内向け音源ほどｴｽﾆｯｸ･ﾃｲｽﾄは剥き出しではありません。欧米ﾏｰｹｯﾄをﾀｰｹﾞｯﾄに据えたｻｳﾝﾄﾞﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ、下手をすれば｢搾取｣に陥るﾘｽｸをしかし、軽々と突破する個の力ーしなやかな歌･伸びやかなﾊｲﾄｰﾝ。それはどこか、欧州ｻｯｶｰの組織的な戦術を嘲笑う様に異彩を放つ、ｱﾌﾘｶ系黒人ﾌﾟﾚｲﾔｰの強靭なﾊﾞﾈ･圧倒的なﾌｨｼﾞｶﾙと重なって映ります。約20年前の作品、正直ﾎｺﾘを被った感が散見するのは否めません。だけれど、ﾘｽﾞﾐｯｸな疾走感に自然と身体を揺らされる#1｢SET｣や#12｢ONE DAY｣、その昔CMにも使われたという洗練されたｸｰﾙﾈｽに酔わされる#4｢TOXIQUES｣等、このｱﾙﾊﾞﾑは普遍的な魅力を放つｷﾗｰ･ﾁｭｰﾝを擁します。ﾕﾆｰｸな立ち位置に屹立する名盤です。

久しぶりに聴きなおしてみて感じた多彩さ、深さ、統一感。 これはユッスーの最高傑作じゃないかな。

ｽｰﾊﾟｰ･ｴﾄﾜｰﾙの演奏を含め、他の国内向け音源ほどｴｽﾆｯｸ･ﾃｲｽﾄを剥き出しにしていない。欧米ﾏｰｹｯﾄをﾀｰｹﾞｯﾄに据えたｻｳﾝﾄﾞﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝ、下手をすれば｢搾取｣か或いは｢埋没｣に陥るﾘｽｸをしかし、軽々と突破する個の力ーしなやかな歌･伸びやかなﾊｲﾄｰﾝ。それはどこか、欧州ｻｯｶｰの組織的な戦術の中で異彩を放つ、ｱﾌﾘｶ系黒人ﾌﾟﾚｲﾔｰの強靭なﾊﾞﾈ･圧倒的なﾌｨｼﾞｶﾙとｲﾒｰｼﾞが重なる。約20年前の作品。正直、ﾎｺﾘを被った感が散見するのは否めない。だけれど、ﾘｽﾞﾐｯｸな疾走感に自然と身体を揺らされる#1｢SET｣や、その昔CMにも使われたという洗練されたｸｰﾙﾈｽに酔わされる#4｢TOXIQUES｣等、このｱﾙﾊﾞﾑは普遍的な魅力を放つｷﾗｰ･ﾁｭｰﾝを擁する。ﾕﾆｰｸな立ち位置に屹立する名盤だと思う。

ﾕｯｽｰの作品ではSETを推す方が多いですが私は本作を最高傑作に推します。メジャー進出初作品ですがまだ荒削りな部分が残っていてなんて力強いことか！この１曲目を初めて聞いたときの衝撃は今も忘れることはない。今聞いてもスゴいよ

CDを聞いているだけでも､溢れ出すﾊﾟﾜｰと生々しい程の躍動感｡これほどの強い生命力を持つのはやはりｱﾌﾘｶならではか｡聞く者にも生きる力がみなぎってくるのではと思える程｡音楽って素晴らしい｡

初め聴いた時はデジタルやヒップホップを取り入れて何か好きになりきれなかったけど、今聞くと、そう言う事をやっていても、とてもアフリカ的な素晴らしいアルバムだと思う。

このライブは セネガル Dakar で３回行きました。そこで Ndiadiane Ndiaye を初めて聴いたときは背筋を熱いものがこみ上げてきました。LIMAWESU も好きですが、それ以上の音の広がり。アフリカの木々、動物達、虫達、人々が勝手に心に浮かんできます。こんなの初めてだと思い、それでいて懐かしいような感覚。聴衆の揺らぎ、さざめきもその構成要素となり、一体不可分な時間を創り出していた。旅費、というか払えるものなら何でも払って行ってみる価値のあるライブだと思いますが、ＣＤの録音状態も非常に良いようです。アルバムとしても非常に充実

ｽｰﾊﾟｰｴﾄﾜｰﾙの演奏は本当に凄いです。曲もどれがと言えない程全曲ｶｯｺｲｲ…ｹﾞｽﾄでBﾏｰｻﾘｽが吹いてたりするのも嬉しいです�ﾔ

最初に聴いたﾕｯｽｰﾝﾄﾞｩｰﾙのｱﾙﾊﾞﾑがこれでした…ｱﾙﾊﾞﾑ全体にﾊﾟﾜｰが漲っていて凄みを感じます。