虐待・親にもケアを 生きる力をとりもどすMY TREEプログラム

森田ゆり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806715627
ISBN 10 : 480671562X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
256p;22

内容詳細

子ども虐待の解決に不可欠な、親の回復。「MY TREEペアレンツ・プログラム」は過去17年間の実践で各地の児童相談所などですでに1048名の修了者を出し、大きな成果を挙げてきた。日本で開発された、マインドフルネスを使う、効果の高いプログラムとして注目されるその内容を、開発者自らが思想と技法からファシリテーター人財育成まで詳細に語る。一人悩み苦しんできた親たちが、生きる力をとりもどした自分を語る言葉と絵が感動を呼ぶ。

目次 : 第1章 3人のキーパーソンに聴く(聴き手・森田ゆり)/ 第2章 MY TREEペアレンツ・プログラムのあらまし/ 第3章 MY TREEのフレームワークという思想/ 第4章 瞑想と学びと語りの方法/ 第5章 プログラムを修了した親たちからのメッセージ/ 第6章 親たちと向き合ってきた実践者からのメッセージ―実践者の多様性がMY TREEのストレンス(strength)/ 第7章 実践者の人財育成/ 第8章 効果調査

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆう。 さん

    虐待問題は子どもの命と安全を守るために社会的に介入することはどうしても必要です。同時に、親の自己責任としていては虐待をなくすことはできません。この本は、親の快復の過程のプログラムを紹介する形ではありますが、虐待した親=社会悪みたいな図式に対して問題提起をされていると思います。なぜ介入をする必要があるのかは、親へのケアも大切だからです。子どもも親も救わなければ虐待はなくならないと思いました。

  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    虐待・親にもケアも。森田ゆり先生の著書。子どもの虐待問題について親を非難して罵倒することは簡単。でも親を非難して罵倒したところで根本的な問題解決にはつながらない。親子をそれぞれケアすることが子どもの虐待問題解決への近道であることがわかる良書です。著者の森田ゆり先生はアメリカのカリフォルニア大学主任研究員として人権問題の専門家としてのご経験をお持ちの方。アメリカでは人権問題や虐待問題の研究が日本よりもずっと進んでいるでしょうから、その研究成果が日本の人権問題や虐待問題の改善や解決に生かされることを願います。

  • ひろか さん

    トップランナーなので、深い深い。一般に虐待加害者向けプログラムは養育スキル学習型が多く、もちろんそれは効果的であるが、対象の方の状態によっては、全く合わないと感じることもある。 自らの被害者性の強い虐待加害者については、MYTREEのようなスタンスが適当であろう。 そのかわり、習得やグループ実施については、ハードルが高い。

  • ちーたん さん

    やっと読み終わりました。読み始めれば、理解しやすく、ずっと読み続けることができました。自分の人生にも大いに役立てることができます。

  • watershed さん

    児童虐待を原因とする社会的損失は非常に大きく虐待防止には公衆衛生の視点が必要という指摘が新鮮。「虐待の連鎖は不可避」もデータの裏付けを欠く神話に過ぎない。 虐待した親にケアプログラムの参加を裁判所が命ずるというのは有効だと思う。裁判所の消極的な姿勢が残念。 My Treeのプログラムの中では自分が気になる木を決めてずっと観察を続けるというのが面白い。実践者の人財育成を読むと、育成はかなり手間がかかるうえ、適性も必要あると感じた。土台の思想は有吉京子の「救世主入門」と共通する。

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森田ゆり

元カリフォルニア大学主任アナリスト(ダイバーシティ・トレーナー)。元立命館大学客員教授。米国と日本で、多様性・性暴力・虐待・DV防止専門職研修とプログラム開発に40年たずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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