Wolfgang Muthspiel / Larry Grenadier / Brian Blade

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CD 輸入盤

Driftwood

Wolfgang Muthspiel / Larry Grenadier / Brian Blade

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3756400
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

オーストリア人ギタリスト、ウォルフガング・ムースピールのECMデビュー作品。ラリー・グレナディア、ブライアン・ブレイドという名うてのリズム・セクションを従えたトリオ録音。ラルフ・タウナー&スラヴァ・グリゴリアン 『Travel Guide』での初共演以降、音楽的に友好な関係を築きあげた三者。本作でもテレパシックなインタープレイを披露している。オスロのレインボー・スタジオで録音された全編美しいサウンドで、ムースピールはThe Times of Londonで「たゆむことのない音楽のイマジネーション」と称された。リリカルでいて、時にグルーヴィングな独特の雰囲気を持つ演奏は気品に溢れる。全てオリジナル曲での構成となっているが、彼のヒーローであるジョー・ザビヌルやマイケル・ブレッカーへのトリビュートも。

Wolfgang Muthspiel (g)
Larry Grenadier (double b)
Brian Blade (ds)
Recorded on May 12-14 2013 / Rainbow Studio, Oslo

その他のバージョン

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  • SHM-CD

    Driftwood

    ¥1,980 国内盤 限定盤 2024年07月17日発売

収録曲   

  • 01. Joseph
  • 02. Uptown
  • 03. Cambiata
  • 04. Highline
  • 05. Driftwood
  • 06. Lichtzelle
  • 07. Madame Vonn
  • 08. Bossa for Michael Brecker

ユーザーレビュー

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あっさりとしていて、だからこそ何度でも繰...

投稿日:2014/05/21 (水)

あっさりとしていて、だからこそ何度でも繰り返し聴きたくなるような、佳作だと思います。 Wolfgang Muthspielは、1965年オーストリア生まれのギタリスト。 1995年のソロ「Loaded, Like New」を、スイングジャーナル誌上で児山紀芳氏が激賞していたことを思い出しました。ビートルズの曲が2曲も収録されていて、その密やかな雰囲気には魅了されました。その後の活躍を期待したのですが、それほど表舞台に登場したとは言い難い、マニア好みのミュージシャンであったと思います。 この「Driftwood」は、ECMでは初のリーダーアルバムで、Larry Grenadier(b)、Brian Blade(ds)という超一流のリズムセクションを迎えたギタートリオ作品。録音は、2013年5月、オスロ、Rainbow Studioにて。 Muthspielは、Grenadierとは「Drumfree」で、Bladeとは「Friendly Travelers」などで共演を果たしており、お互い気心の知れたセッションだったといえましょう。 尚、Grenadierは、もちろんBrad Mehldau Trioの不動のベーシストであり、現代最高峰とも称される名手。また、Bladeも参加作品がグラミー賞を受賞するなど、その存在は現代のジャズ界に欠かせないドラマー。 本作は、そんな豪華なメンバーを従えつつも、決して奇をてらうことなく、ECMらしい繊細さと緊張感に彩られたアルバムに仕上がっています。 表題曲「Driftwood」が3人の合作(インプロビゼーション)で、他は全てMuthspielのオリジナルです。 余談ですが、MuthspielのECM登場は、2013年にリリースされた、Ralph Towner、Slava Grigoryanとのギタリスト3人による「Travel Guide」が初めて。このメンバーではMGT名義で「From a Dream(2008年)」という優れたアルバムをMaterial Recordsから発表しています。 1曲目「Joseph」は、Joe Zawinulに捧げられた曲。特定のリズムはなく、3人の抑えたプレイが、このアルバムの雰囲気を象徴するような、ある種の美しさを表出しています。 2曲目「Uptown」は、アコースティック・ギターに持ち替えてスパニッシュ風の曲を。短いテーマが繰り返され、発展していくと、ドラムスが変幻自在のリズムを提供。軽快なベースソロも印象的です。 これもアコギの3曲目「Cambiata」は、郷愁が感じられる曲で、ふとRalph Townerを思ってしまいます。ドラムスが波の音のように響き、曲にダイナミズムを与えています。 4曲目「Highline」は、ベースのボウイングがミステリアスな雰囲気を演出。演奏は、次第に盛り上がり、Muthspielのエレクトリック・ギターがベース、ドラムスを従え、空間を埋め尽くしていきます。 5曲目「Driftwood」は、3人によるインプロビゼーションでしょう。心象風景を物語るような曲。 6曲目「Lichtzelle」は、空間にギターで音の抽象画を描くように進みます。絶妙のタイミングでギターを盛り立てるBladeとは息もピッタリ。 7曲目「Madame Vonn」は、アコギが優しげなテーマをリリカルに奏でる心地よい曲。ウッドベースの柔らかな音が寄り添うと、更に奥行きが増すように感じられます。 ラストの「Bossa for Michael Brecker」は、ギターのアルペジオにベースのボウイングが重なる静かなオープニングから、ミディアムテンポへと転じ、リズミカルな展開を。ギターは鋭い中にも、穏やかさを内包しているかのように響き、ベースソロもリズミカル。Michael Breckerに捧げられたこの曲でアルバムは幕を閉じます。

hiro さん | 愛知県 | 不明

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