Kind Of Cool

アルベルト・マンゲルスドルフのバンドで自らのキャリアをスタートさせ、今や”ミュージシャンズ・ミュージシャン”の代表格とも評される存在となった敏腕ドラマー、ウォルフガング・ハフナー。ACT通算6作目では、マイルス「So What」から、ジョン・ルイス（MJQ）「Django」、キャノンボール・アダレイ×マイルス版を習作とした「Autumn Leaves」、こちらもチェット×マイルス版のエチュードとなった「My Funny Valentine」、ビリー・エクスタイン作でカウント・ベイシー楽団でおなじみの「Piano Man」まで、タイトルが示す通り、様々な角度から「クール・ジャズ」の定義をハフナー流に検証〜解釈し実践してみせている。

ヤン・ラングレン(p)、ニルス・ラングレン(tb)、クリストファー・デル(vib)らレーベルメイトのほか、元e.s.t.のダン・ベルグルンド(b)、言わずと知れた重鎮ダスコ・ゴイコビッチ(tp)、かつて北欧ブルーノートの第1弾を飾ったこともあるユッカ・ペルコ(as)、WDRビッグバンドの一員でもあるドイツ・ジャズ・シーンの俊英フランク・カステニアー(p)といった、まさしくオールスター・メンバーと呼ぶに相応しい役者が揃い踏んだ一枚。

Wolfgang Haffner (ds)
Christopher Dell (vib)
Jan Lundgren (p)
Dan Berglund (b)
Dusko Goykovich (tp)
Jukka Perko (as)
Guests:
Max Mutzke (vo)
Frank Chastenier (p)
Christian von Kaphengst (b)
Nils Landgren (tb)