Will Smith (ウィルスミス) プロフィール

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Will Smithは、フィラデルフィア出身。当時ミュージックセミナーなどですでに頭角を現し始めていたDJ Jazzy Jeffとパーティーで出会い意気投合し、“DJ Jazzy Jeff & Fresh Prince”を結成する。1986年、DJ JAZZY JEFF&FRESH PRINCEのラッパー、Fresh Princeとしてインディー・レーベル「WORD UP」から”Girls Ain't Nothing But Trouble”でデビュー。相棒のDJ JAZZY JEFFのテクニックは、地元でも有名でコンビ結成後、ニュー・ミュージック・セミナーで見事グランプリを受賞し、それがきっかけでJIVEレーベルとの契約を獲得する。

翌年の1987年には、1stアルバム「Rock The House」を発表、88年に発表した2ndアルバム「He's The DJ, I'm The Rapper」からのシングル2曲"Parentes Just Don't Understand"、"A Nightmare On My Street"が立て続けに全米チャートでトップ10に入りし、一気にメインストリームで注目を浴びることになる。そして、その年のグラミー賞に新設されたラップ・アーティスト賞を受賞他、MTVアワード、ソウルトレインアワード、アメリカン・ミュージックアワードを受賞。

90年に3rdアルバム「And In This Corner」を発表。91年に発表された4thアルバム「Home Base」からのシングルカット"Summer Time"は、Kool & The Gangの"Summer Madness"使いのメロウな名曲で、全米チャート1位、ポップチャートでも4位という記録を打ち立てる。同アルバムからはさらに"Ring My Bell"、"The Things That U Do"の2曲がヒット曲を記録。この大ヒットで同年のグラミーを2度受賞。93年の5thアルバム「Code Red」からは、"Boom! Shake The Room"が大ヒット、全米チャート13位を記録。特に、"Boom! Shake The Room"は、ここ日本でも全国的にクラブで大ヒットとなり、それまでコアなファンからの支持のみであったが、これをきっかけに一般層に拡がるきっかけとなったDJ Jazzy Jeff & Fresh Princeの代表的作品となっている。(このアルバムを最後にグループとしての活動を休止する。)

という具合に音楽シーンでも華々しく活躍していたWill Smithだが、俳優としての才能も90年頃からTVドラマ「FRESH PRINCE BEL AIR」出演をきっかけに徐々に開花していく。92年には「ハートブレイク・タウン」でスクリーンデビュー。その3年後には「バッド・ボーイズ」で主演となり、ハリウッドスターの仲間入りを果たし、本格的にWill Smithとして俳優業をスタート。96年には、あの大ヒット&大出世映画となる「ID4(インデペンデンス・デイ)」に出演。97年「MIB(メン・イン・ブラック)」に主演、同タイトル・トラックとなる主題歌で全米チャート1位となり、久々に音楽シーンで頂点を極める。

98年には、自らのソロ作「Big Willie Style」を発表。タイトルの如くラッパーとしてのルーツを忘れず、ハリウッドスター俳優としてのファンも視野に入れた完全無欠の王道ポップスタイルな仕上がりで、このアルバムからは"Getting' Ziggy Wit It"、"Miami"、 "Just A Two Of Us"などの大ヒットが生まれ、98年のグラミー賞を獲得。その後の活躍は言うまでもなく98年「エネミー・オブ・アメリカ」、99年には「ワイルド・ワイルド・ウエスト」主演、ここでも同タイトル・トラックを歌い、日本でも特大ヒットとなる。その年自身のソロ第2作「Willenium」を発表。まさに完成されたこれぞ!Will Smithと言わんばかりのポップな仕上がりとなっており、同時にFresh Prince ス & DJ Jazzy Jeffの完全復活作とも言える最高エンターテインメント・アルバムとなった。

99年のDJ Jazzy Jeffが来日時にインタビューで語ってくれたコメントもウィル・スミスの人間性が見て取れる。「奴は、ハリウッド・スターで大成功してもまったく昔と変わらずで、アワードで奴のパフォーマンスをサポートした時も自分より、常に俺を立ててくれるんだ。奴はそんな奴なんだよ。」

そして、2002年夏公開の目玉映画となった「MEN IN BLACK II」主演と同時に自身の新作「Born To Reign」を発表。俳優業が超多忙になっても、ラッパーとしての活動も忘れていないWill Smithである。

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