Ｗ.Ａ.Ｓ.Ｐ.の最高傑作。トータルコンセプトアルバムであるが、一曲一曲のクオリティーが高いので全く飽きずに一気に聴き通せる。特に�Hのバラードは名曲中の名曲。ブラッキーの才能は驚異だ。

彼らの最高傑作アルバムに６曲加えて全編再録音。映像作品付き。ブラッキーはこの作品によほどの思い入れがあるのだろう。

80年代、アメリカの音楽シーンは「L.Aメタル」なる勢力が席巻していた時代でこの「W.A.S.P」もロスから登場したバンドの１つだった。デビューシングル「ANIMAL（FUCK LIKE A BEAST）」を初めて聞いた時は、衝撃的なアルバム.カヴァーも含め大人になった今でも中学生だった当時の記憶を鮮明に覚えている！「人と違う何か」を模索しないと生き残っていけないシビアな世界で、このバンドが見せるサタニックなライヴでの演出は他のバンドには無いある種の輝きを放っていた。個人的にバンドの創設者でリーダーのブラッキー.ローレンスは同じ時代を共に闘いぬいてきた「モトリークルー」のリーダー「ニッキー.シックス」同様、頭のきれる才人だと思っている！ 歌詞の内容はともかく楽曲が非常に耳に残りやすくビジュアル的な容姿もあいまってこのバンドは当方にとって違った意味で印象深いバンドである！ ブラッキーは後に「THE CRIMSON IDOL」というコンセプトアルバムもこのバンドで発表しており才能の豊かさを見事なまでに証明して見せたのである！

私にとってのW.A.S.P.の最高傑作。正直このアルバムを聴くまでは、イメージの割にちゃらいバンド（Wild Child等好きな曲はあるにはあったのですが）と思っていたので、リアルタイムで聴いた時はそのへヴィな音圧にぶっ飛んだものです。オープニングにベストトラックが来ますが、以降の曲も傑作ぞろいで（３、４、５、６、８、１０がお気に入り、って殆どですね）、UヒープのKヘンズレーの参加も嬉しいです（ケンのハモンドが良い味付けになっていると思います）。今回の再発ではボーナスディスクが付いていますが、このアルバムの曲のライブだったらもっと嬉しかったんですけどねー（まあ贅沢を言い出したらきりがないか）。

過激で卑猥な歌詞が元で、当時発売中止に追い込まれた�@ のﾃﾞﾋﾞｭｰｼﾝｸﾞﾙ。（B面は12）そんな衝撃的な話題を振りまいた事こそが彼らの象徴だし、今考えると、それも彼らのｲﾒｰｼﾞ作りの策略だった気がする。ちなみに、この2曲が普通にｱﾙﾊﾞﾑに入ってたのは、当時日本盤だけだったみたい。

１と３のPVを見て衝撃的だと思ったのは僕だけじゃないはず。外見も（当時としては）かなり強烈ですが、中身も負けてません。これ聴くとKISSがつまらなく聴こえてしょうがない。

過去3枚と明らかに違う彼らの才能の奥深さを強烈に見せつけた力作です。出だしのｲﾝﾄﾛから妙な緊迫感があって引きずり込まれていきます。前作まではｻｳﾝﾄﾞこそ重厚でしたがｷｬｯﾁｰな曲が多いと思ってました。本作はそのｲﾒｰｼﾞを根こそぎ覆す迫力があります。かっこよすぎるね。

彼らはとにかくﾋﾞｼﾞｭｱﾙ的に最高。�@のﾋﾞﾃﾞｵｸﾘｯﾌﾟは大好きです。過激なｽﾃｰｼﾞﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを観てるとほんとワクワクします。当時1番、生で観たかった。初来日公演を逃した僕は今でも悔やんでいます。生肉を客席に投げ込んだり、下着姿の女を貼り付けにしてﾅｲﾌでその下着を切り裂いたり。ｱﾙﾊﾞﾑはそんな視覚的ｲﾒｰｼﾞとまた違うんですよねー。

なんと今回はクリムゾンアイドルツアー時のツアーメンバーのダグブレアーをギタリストに迎え、ワスプ節全開の世界を構築している！特にシェラプネルからソロをだしてたギタリストだけにツボを押さえたリフの応酬が満載！聴かない人はポーザーです�ﾎ

もったいないのでたまにしか聴かないぐらい良い。 何がどのように良いのか説明したくも無いが泣けるコンセプトアルバムなのは確かだ。全世界から見放されたような気分の時に独り部屋にこもって聴くと特に最高。