音も悪く、演奏も雑。良くも悪くも荒々しい作品。実際のライヴではこんなもんなんだろうな。

�Hは孤高のバラード。むせび泣け。

“Animal”のシングルはEMIが歌詞の内容にビビって発売を見合わせ。 メタル専門レーベルMusic For Nations（英）からリリースされました。 当時の東芝EMI（現EMIミュージックジャパン）から発売されたこのデビューアルバムにも“Animal”、“Show No Mercy”の2曲は収録されていませんでした。件の2曲が余りに強いインパクトを放っていたため、このアルバム自体は結構地味かも…と感じたことを思い出します。’98年のリマスター再発に当たって問題の2曲が収録されるに当たり、Blackie Lawlessが「漸くこのアルバム本来の姿になった。」とライナーノーツに記しているのが印象的です。

Fワードで放送禁止になったといわれた『Animal』ほか、佳作揃いの本作。 彼らが登場してきた当時は、電ノコの歯を股にくっつけたり、全身鋲だらけだったりするコスチュームで血だらけになってライブを行うとか、「母親がヘルズエンジェル」、「バンドへの加入条件は身長６フィート以上」なんてことが謳い文句にもなっていたっけ。 結構格好いい曲もあって、見た目の派手さに似合わない実力はだと思う。 ブラッキーやクリスは、いまどうしているんだろう。

過激で卑猥な歌詞が元で、当時発売中止に追い込まれた�@ のﾃﾞﾋﾞｭｰｼﾝｸﾞﾙ。（B面は12）そんな衝撃的な話題を振りまいた事こそが彼らの象徴だし、今考えると、それも彼らのｲﾒｰｼﾞ作りの策略だった気がする。ちなみに、この2曲が普通にｱﾙﾊﾞﾑに入ってたのは、当時日本盤だけだったみたい。

１と３のPVを見て衝撃的だと思ったのは僕だけじゃないはず。外見も（当時としては）かなり強烈ですが、中身も負けてません。これ聴くとKISSがつまらなく聴こえてしょうがない。

彼らはとにかくﾋﾞｼﾞｭｱﾙ的に最高。�@のﾋﾞﾃﾞｵｸﾘｯﾌﾟは大好きです。過激なｽﾃｰｼﾞﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを観てるとほんとワクワクします。当時1番、生で観たかった。初来日公演を逃した僕は今でも悔やんでいます。生肉を客席に投げ込んだり、下着姿の女を貼り付けにしてﾅｲﾌでその下着を切り裂いたり。ｱﾙﾊﾞﾑはそんな視覚的ｲﾒｰｼﾞとまた違うんですよねー。

過去3枚と明らかに違う彼らの才能の奥深さを強烈に見せつけた力作です。出だしのｲﾝﾄﾛから妙な緊迫感があって引きずり込まれていきます。前作まではｻｳﾝﾄﾞこそ重厚でしたがｷｬｯﾁｰな曲が多いと思ってました。本作はそのｲﾒｰｼﾞを根こそぎ覆す迫力があります。かっこよすぎるね。

なんと今回はクリムゾンアイドルツアー時のツアーメンバーのダグブレアーをギタリストに迎え、ワスプ節全開の世界を構築している！特にシェラプネルからソロをだしてたギタリストだけにツボを押さえたリフの応酬が満載！聴かない人はポーザーです�ﾎ

この新作は最近のW.A.S.P.のｱﾙﾊﾞﾑ中では中々クールな作品です。ｻｳﾝﾄﾞ的にはｸﾘﾑｿﾞﾝ・ｱｲﾄﾞﾙと初期のﾗｽﾄ・ｺﾏﾝﾄﾞを足した感じで,全盛期の彼等のテンションからすると若干おちるきもするが相変わらずﾌﾞﾗｯｷｰ･ﾛｰﾚｽ=W.A.S.P.ﾜｰﾙﾄﾞ全快!!なので是非聴いて欲しいです。