CD

ビオラは歌う〜ヴィオラによる小品集 須田祥子、松本望

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MF25901
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

須田祥子ファースト・アルバム/ビオラは歌う

槇原敬之の「ビオラは歌う」を収録
ブラームス、プッチーニ、ヒンデミット、ピアソラなど、多彩な曲目

須田祥子はヴィオラを歌わせたら日本屈指の実力を持ち、多種で色彩感ある音色を持つ稀有なヴィオリストです。ヴィオラの特色を余すところなく生かすべく、このCDは、ひとつのコンサートのように多彩な内容で構成されています。
 作曲家の生まれた順に曲が配置され、出身国もヴァラエティに富んだ選曲になっています。アルバムはブラームスの歌曲からスタートし、プッチーニのオペラ・アリアへとつづきます。
 プログラムの中心には、ヒンデミットのヴィオラ・ソナタを据えています。ヒンデミットはヴィオラの名手で、ヴィオラの作品を多く残していますが、ヴィオラ・ソナタは比較的初期の作品で、ロマンティックな要素を残しています。「ヴィオラを知り尽くした人の作品なので、指が並ぶように書かれていて、ストレスがない」と。しかも、須田が弾いているのは、ヒンデミットが実際に使っていたヴィオラと弓であり、このソナタを弾いていると「楽器と弓が演奏を導いてくれる」と須田は語っています。
 ピアソラの『2つの小品』は、1949年(28歳)の作品で、しかも、ピアソラが作曲した唯一のヴィオラのオリジナル作品です。
 アルバムの最後には美しいメロディーと、優しいメッセージで日本を代表するシンガーソングライター、槇原敬之『ビオラは歌う』が収録されています。『ビオラは歌う』は、NHK-TVの「みんなのうた」のために槇原により作詞、作曲そして歌われたものです。オーケストラの中で存在感が薄いと思われていたビオラが、いないと何か調子がでず、一緒に演奏してみて、実は他の楽器を活かし、支える役回りだったということを知る。そのことを通して「人は他の人を支え、輝かせて、誰かの為になれる事が、とっても幸せなことだ」というメッセージを歌い上げた曲です。
 『ビオラは歌う』はこのCDのタイトルにもなっており、須田の生き方とも重なります。(Molto Fine)

【収録情報】
・ブラームス:歌の調べのように op.105-1
・ブラームス:わが恋は緑 op.63-5
・ブラームス:5月の夜 op.43-2
・プッチーニ:冷たき手を(歌劇『ボエーム』より)
・プッチーニ:歌に生き、恋に生き(歌劇『トスカ』より)
・プッチーニ:誰も寝てはならぬ(歌劇『トゥーランドット』より)
・ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ op.11-4
・ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第1番〜アントレ
・ピアソラ:2つの小品(夜/タングアーノ)
・槇原敬之:ビオラは歌う

 須田祥子(ヴィオラ)
 松本 望(ピアノ)

 録音時期:2013年8月28,29日
 録音場所:神奈川県立相模湖交流センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【須田祥子(すだ さちこ)】
4才で桐朋学園子供のための音楽教室に入室。6才よりヴァイオリンを始める。 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向。1998年同大学を首席で卒業後、洗足学園大学音楽総合研究所「ソリストコース」特別研究員の履修を修了。第23回プレミオ・ヴィットリオ・グイ賞国際コンクール、第2回淡路島しづかホールヴィオラコンクールなど4つのコンクール全てにおいて第1位優勝。これまでにヴァイオリンを室谷高廣氏に、ヴィオラと室内楽を岡田伸夫氏に師事。現在、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者、仙台フィルハーモニー管弦楽団首席客演奏者、洗足学園大学非常勤講師。
 皇居内御前演奏会をはじめ、これまでに小澤征爾オペラプロジェクト、宮崎音楽祭等に参加しているほか、水戸室内管弦楽団、鎌倉芸術館ゾリスデン、サイトウ・キネン・オーケストラには度々出演。また、全国各地のオーケストラで首席奏者として客演する機会も多く、ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広い分野で活躍している。 2008年には「友情の架け橋コンサート」に於いてチョン・ミョンフンと室内楽で共演するなど、彼が最も信頼するアーティストのひとりである。(Molto Fine)

内容詳細

標題曲は、NHK教育『みんなのうた』でも紹介された槇原敬之の作品。これに引っかけて、須田が“歌うヴィオリスト”であリ、ヴィオラが大いに歌える楽器であることをアピール。東京フィルの首席だけには収まり切れない、彼女の自由闊達な音楽性が聴き手を引き付ける。続編も希望。(堀)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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何という艶やかな音色、歌い回し。ヴィオラ...

投稿日:2014/06/11 (水)

何という艶やかな音色、歌い回し。ヴィオラ特有のぞくぞくする低音から、胸がいっぱいになる中高音の美しさ。その音を駆使した表現力の素晴らしさ。歌手の顔色を失わせる歌曲の小品から、凄味、迫力たっぷりのヒンデミット等。ヒンデミットのソナタはこんなに魅力的な作品だったのだ。録音の良さも特筆したい。奏者の息遣い、演奏ノイズも生々しい臨場感があり好ましい。ピアノがヴィオラの後ろに定位し、暖かく、切れ味、迫力も十分。豊かな低音、歯切れの良い高音も見事。眼前の演奏だがうるさく感じるところは一つもなく、自然さとリアルさが両立している傑作である。次回作も是非。ブラームス、ヒンデミット等々、待望しています。

a &vマニア さん | 東京都 | 不明

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