アンサンブル・モデルンのヴィオラ奏者
笠川 恵の現代作品集!
ヴィオラの笠川 恵は相愛大学で学んだ後、ジュネーヴ音楽院で今井信子に師事。その後、アンサンブル・コントレシャン、日本のヴィオラ・スペースに参加、ヨーロッパの主要都市でソリストとして活躍し、現在アンサンブル・モデルンの首席ヴィオラ奏者のポストにあります。
このアルバムは20世紀後半から21世紀の重要なヴィオラ独奏曲およびピアノ伴奏つき、あるいはヴィオラを含む室内楽作品が集中的に収録されており、しかも作曲家の世代、国籍、作品の傾向も様々。普通のコンサートでは取り上げられないレパートリーばかりであり、資料的にも大変貴重な音源です。ベルント・アロイス・ツィンマーマン[1918-1970]、ハインツ・ホリガー[1939-]、エリオット・カーター[1908-2012]、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ[1926-2012]、トリスタン・ミュライユ[1947-]ら綺羅星のごときスターのみならず、これからが期待される若手作曲家の作品まで取り上げられており、さながらヴィオラによる現代音楽史といった内容。笠川 恵の瑞々しく、鮮烈な演奏はもちろん必聴。現代音楽ファン、ヴィオラ関係者は必聴のアルバム。(輸入元情報)
【収録情報】
1. クインシー・ポーター[1897-1966]:無伴奏ヴィオラのための組曲 (1930)
2. ウィリアム・バーグスマ[1921-1994]:トリスタンとイゾルデの主題による幻想的変奏曲 (1961)
3. マテイ・ボニン[1986-]:ヴィオラのためのインペトス (2014)
4. ヘルムート・ツァップ[1956-]:リヴォルト(開いたり、変化したり)〜イングリッシュ・ホルン、ヴィオラとコントラバスのための (1989)
5. ミュライユ:『秘密の花園、ぼくの婚約者、囲い込んだ泉、ひっそりした噴水・・・』 (1976)
6. B.A.ツィンマーマン:無伴奏ヴィオラ・ソナタ『天使の歌』 (1955)
7. ホリガー:トレマエスクの思い出〜オーケストラのための協奏曲より (2000/01)
8. マートン・イレッシュ[1975-]:ジャガトシュ(悲嘆) (2013)
9. ヘンツェ:ブレントンヘ (1993)
10. カーター:ヴィオラとピアノのためのエレジー (1943/1961)
笠川 恵(ヴィオラ)
クリスティアン・ホンメル(オーボエ、イングリッシュ・ホルン:4)
ポール・キャノン(コントラバス:4)
ウエリ・ヴィゲット(ピアノ:10)
録音時期:2014年6月〜9月(1-3,5-10)、2015年1月27日(4)
録音場所:hrゼンデザール(1-3.5-10)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション:1-3,5-10 ライヴ:4)
日本語・英語・ドイツ語による解説つき