Sings The Ray Bryant Songbook

Tony Coe,Stan Sultzmanなど英国の誇る一流サックス奏者との共演作をリリースしたティナ・メイが今回はアメリカに乗り込んで録音したアルバム。RVGスタジオで行われたセッションは、和気藹々の内に終了。バンドマスターをつとめたドン・シックラーも満足の出来となった。
本作で特に注目はレイの有名曲が、歌詞を付けたヴォーカル・ヴァージョンとして登場していることだ。早口のボーカライズ的な歌詞からゆったりとしたジャズヴォーカル風の歌詞まで、ブルースをベースとしながらも多彩な作風を見せるレイの才能が浮き彫りになる作品。

ジャズ界の重鎮、レイ・ブライアントとの共演作！さらに米国で活躍する凄腕のミュージシャンをバックに従えた聴きどころ満載の作品。
収録された作品は、ティナ・メイの作詞、レイ・ブライアントの作曲による本作品のための書き下ろしを中心に収録。
しかも、全作レイ・ブライアントのオリジナル作品を収録、オリジナル・ライナーには全曲の歌詞も収められている。

ヴォーカルとして参加しているのは「ブライアント・ファミリー」のTommy,Rayに続く弟Len Bryant。ファミリーには、ほかにKevin, Robin, Duaneたちのユーバンクス・ファミリーを息子に持つレイの妹のVera Eubanksがいる！

Tina May(vo) Ray Bryant (p) Len Bryant (vo) Don Sickler(tp,flh,arr) Bobby Porcelli(as,fl,a-fl,cl) Patience Higgins(ts,b-cl) Jay Blandford(bs,cl,b-cl)、Tim Givens(b)、Vince Sheryco(ds,perc)
Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey