Johnny Marr バンド脱退後、いち早く活動を始めたジョニー・マー。自分が解散の原因だったクセに…とコアなスミス・ファンの怒りに触れた。プリテンダーズなどの録音に参加したりしていたマーだったが、’89年にはバーナード・サムナー(ニュー・オーダー)、ニール・テナント(ペット・ショップ・ボーイズ。最初期のみ参加)と共にエレクトロニックなるユニットを組んで作品を発表。一時的なスーパー・グループとも言われたが、現在までに3枚のアルバムをリリースしている。またマット・ジョンソン率いるザ・ザの’89年作 マインド・ボム では、ほぼメンバー扱いでレコーディングに参加。この作品に伴うツアーでジョニー・マーも来日、中野サンプラザ他で公演した(ジョニー目当てのお客さんも多かった)。スミスのドラマーだったマイク・ジョイスはこれより先にジュリアン・コープのバンド・メンバーとして来日している。
A Tribute To The Smiths パンク、ハードコアを起点に様々な音楽要素を盛り込んだバンドがUSマイナー・シーンを中心に増えてきているが、中でもこのフェイス・トゥ・フェイスはザ・スミスの音楽性の高さ、エモーショナルな表現にリスペクトを表明しており、カヴァー集 スタンダーズ・アンド・プラクティス では"ホワット・ディファレント〜"を取り上げている(同作収録のジャム・カヴァー"ザッツ・エンターテイメント"もモリッシーのソロ経由?な、わけないか)。一方、フランスの雑誌が企画したスミス・トリビュート盤"World Still Won't Listen"ではハイ・ラマスのショーン・オヘイガン(’80年代にスミスの影響を受けたマイクロディズニーというバンドに在籍した)らの演奏が聴けた。しかし、これは残念ながら現在廃盤となっている。