The Raptureは1998年初頭にドラマーのヴィト・ロッコフォルトとギター・ボーカルのルーク・ジェナーにより結成された。
1999年のデビューアルバム”Mirror for Gravity”をレコーディングする前もバンドは既に突発的ではあるがやや大きめのツアーを行っており、またアルバムをリリースした後もSunny Day Real EstateやNuzzleといったバンドとツアーに出た。その後オリジナルベーシストが去り代わりにワシントンD.C.に引っ越してきたマット・セイファーが加入、6曲入りの”Out of the Races”と”Onto the Tracks EP”をレコーディングし2001年Sub Popレーベルからリリースした。ポスト・ポストパンク的荒削りなサウンドでRaptureは2000年代前半に出没したポストパンクリバイバルの先駆者としてもてはやされ、2002年に発表した”House of Jealous Lovers 12”でさらにその存在感は増してゆく。
バンドは同じ年にマルチプレイヤーのゲイブリエル・アンドルッチをメンバーに加え、2003年終盤にギャリー・ガーシュのStrummerレーベルから”Echoes”をリリース。その3年後にはMercuryから”Pieces of the People We Love”を発表している。