ハンク・ジョーンズの典雅なタッチとエルヴィンの細やかなブラシ・ワーク、リチャード・ディヴィスのズンとくるベース・ラインが綾なすベテランの名作集であると感じた。初期のトニー、ロンとの同トリオは今なおスリリングな展開に喝采を叫びたいが、こうして20数年後に80歳を超えて一級品のジャズを展開したハンクは素晴らしいと思う。

枯葉から始まる、全10曲はスタンダードな曲ばかり集めたハンク・ジョーンズ会心の出来ばえ。比較的晩年のものでは聴き易く、楽しめる。トリオのチームワークも抜群で小気味良くスウィングしている。録音もすっきりとしてお勧め。

ハンクジョーンズってこんなにもスバラシイって体感できるアルバム。 最上級のピアノトリオってＧＪＴのことだ。

欲を言えばトリオだけのオリジナルが良かった。オリジナルバージョンの発売があればなー。

ハンクはいいがドラムが邪魔 ポンポコポンポコ叩きまくる。 あまりにもでしゃばりに感じる。

「今夜は自宅がジャズクラブ」と言うサブタイトルにつられて購入しましたが、特にトリオでの演奏は楽しめますよ。画質は申し分無く綺麗。音声はリニアＰＣＭの２ＣＨと５ＣＨなので、従来型のＡＶアンプではサラウンドで聴けないのが残念。ＡＶアンプを買い換えないと・・・。

相変わらずリリース・ラッシュのハンク・ジョーンズ翁ですが、近年のレコーディングのなかには、いささか疑問符のつくものもありました。Ｒ．ガンバリーニなる新進女性歌手の歌伴などは、ハンク翁が気の毒なほど、お相手が力不足。と言うより下手なコピー芸に辟易でした。 それは兎も角、この「ブルー・マイナー」は素晴しいの一言！ニカの夢のアタマからあまりの巧さに我を忘れてしまいます。録音がまた極上で、これほどの名録音は、久しぶりの感あり。文句なしの一枚。

実に素晴らしい演奏で、ついつい聴き入ってしまいます。また、音質が素晴らしく、オーディオ装置のチェックＣＤとしても利用できそう。ジャズ・ファンでない方にも、ジャズ音楽の良さが満喫でき、音の違いも分かる、是非ともお勧めしたい久々の逸品の一枚。

他の方々のレヴューを見ると、意見も色々ですが、私は久しぶりにスカッ！とするジャズレコードに出会えた気がしました。ジョン某とオマー・ハキムを危険視するのはナンセンスだと思います。そもそもが“一流のプロ”なんですから。しばらくはへヴィー・ローテーションになる筈です。

Great album, excellent recording in SACD. better only in live show house.