Tchaikovsky / Prokofiev レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

11件
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  • チャイコフスキーの協奏曲第1番でのリヒテルは、後年...

    投稿日:2013/01/11

    チャイコフスキーの協奏曲第1番でのリヒテルは、後年のムラヴィンスキーとの共演同様、若い気迫・覇気に富んでいる。ターリヒとのバッハも珍しい共演だ。スプラフォンらしく音はこの時期のものとしてはまずまず悪くない。

    eroicka さん

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  • ソリッドで求心力が全体を貫く、なかなか聴き応えのあ...

    投稿日:2012/05/10

    ソリッドで求心力が全体を貫く、なかなか聴き応えのある演奏。クリーブランド時代、マゼールはかなり録音を残している。そしてスタイルが共通している。客観的で、ちょっと作品から距離を置き、冷徹な眼差しで見つめているような。4〜6番をCDを持っているが、熱い、ロシア的なロマンチシズ、うねるような、あるいは感情の爆発はない。スコアを微分し、ゴチック建築の大伽藍ように再構築した演奏スタイル。マゼールが試みているのは、セルが残した名器クリーブランド菅の高機動性を最大限に発揮した演奏なのだろう。感情ではなく、スコアに書かれた音そのものを厳密に再生することで、どこまで感情に迫られるか・・・そんな実験のようにも見えてくる。ここにあるのは、ダヴィンチのような正確無比なスケッチであり、ミケランジェリのようなマニエリスムの世界だと思う。たしかに表面的には冷徹で、音楽にタメがなく、既成概念的なチャイコフスキーとしては淡白で面白くないと感じられるかもしれない。実際、6番など、こんなにあっさりしていては「まるで鶏のささみ」と感じることもある。 だが、こうした表面的な事象に捉われることなく、彼の音楽に耳を傾けると、底流にはマグマのようなパッションが隠れている。 それをあからさまにしない美学もある、それをマゼールは表現しているのかもしれない。 個人的にはとても好きな演奏。 シノポリの5番の対極にあるような演奏だ。

    shef さん

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  • プロコフィエフだけ聞いてのレビューである。小手先の...

    投稿日:2011/06/30

    プロコフィエフだけ聞いてのレビューである。小手先の上手さは持ち合わせているようだ。しかしプロコフィエフ特有の突き進む強烈なリズム、それから哀愁を帯びた重厚なメロディに関しては、しっかりとピアノを鳴らせることはできていない。やはり女にはこの曲は無理なのだろうか・・・

    古楽器奏者 さん

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  • 滔々たる雄大な語り口のチャイコフスキー また短いが...

    投稿日:2011/01/21

    滔々たる雄大な語り口のチャイコフスキー また短いが、巨大さとリリシズムが密度高く詰め込まれているプロコフィエフ、 みっしりとした濃いバッハ演奏、 いずれも録音の荒さを超えてうならされる物があります。 力強さ、瞑想するような繊細さはリヒテルならでは。 ぐいぐいと引き込まれます。 ただし、きれいな録音を求めている人にはお勧めしません

    ORZ さん

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  • ジュリーニは悲愴交響曲を本盤演奏遡ること21年前の19...

    投稿日:2011/01/10

    ジュリーニは悲愴交響曲を本盤演奏遡ること21年前の1959年(ジュリーニ45歳の頃)にPHOを振って録音しております、その時のタイムを参考までにメモしておきますと@20’27A7’16B8’45C10’41となっており第1楽章の連綿さと第2楽章の簡素さがタイム上は特徴で結構個性的だったのかもしれません。ところが1980年録った本演奏は@18’41A8’08B9’25C10’11とやや中庸・無難に納めた様です。第1楽章前半の詠嘆は執拗ではなく偶に弦を引っ張る処にレガートを咬ましています。後半詰めでは比較的長めに奏しティンパニーも適度に効かせます。しかし何処かドラマチックな掘り下げがサラッとし過ぎLAPOが米国オーケストラである事の証しかもしれません。第2楽章は先の続きでメリハリがこの楽章に結構付きまとい勝ちな甘臭さを微塵も感じさせません。録音の明晰さが粗も見え隠れさせ面白いですね。第3楽章瞬間野趣的な音を出してしまいますが全奏マーチに入る前の管楽器、ティンパニーが轟く一方少し弦が弱いのは迫力的に・・・?。第4楽章も一応抉りもありますが悲愴そのものとは少し異なりドライさ、スッキリさがありジュリーニの過度な歌いもセーブされております。結局全体タイム同様中庸で一ひねりが欲しかったですね。本盤は限定品でもありOKランクとしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    一人のクラシックオールドファン さん

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  • 時折聴こえる客の咳が興醒めだがジャッドのグングン前...

    投稿日:2010/12/18

    時折聴こえる客の咳が興醒めだがジャッドのグングン前につんのめるヴァイオレンスなピアノ。切羽詰った感じもする。俺のような不感症の人は是非一聴を!

    便所の落書き さん

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  • Richter adored Karel Ancerl and he thought that Va...

    投稿日:2010/06/13

    Richter adored Karel Ancerl and he thought that Vaclav Talich might have been the greatest conductor he ever worked with. If you love Richter and even if you have multiple performances by him playing these works with other conductors, you owe it to yourself to own this disc.

    milo''spop さん |60代

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  • オケがどう演奏しようが我道を行くような演奏。その痛...

    投稿日:2010/05/11

    オケがどう演奏しようが我道を行くような演奏。その痛快さはちょっと他では味わえない。その迫力にオケも引っ張られて行っている。決して正統派の演奏ではないが、そのテンションは狂気にも通じる。ジャッドの人生そのもののような録音です。

    良い演奏 さん

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  • チャイコフスキー、素晴らしいです。音質良いです。こ...

    投稿日:2010/04/15

    チャイコフスキー、素晴らしいです。音質良いです。このレーベル信用できそうです。

    Hauser さん |40代

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  • 奇才の絶頂期の記録。 フィルハーモニアとは相性がい...

    投稿日:2009/07/26

    奇才の絶頂期の記録。 フィルハーモニアとは相性がいいようである。 本盤の中では、《胡桃割り人形》組曲が超絶的な名演奏。 これは表情が怖いです。無表情で怖いのではなく、コワモテなのだ。一切緩みのない凄味のある演奏だ。 「子供のための楽しいバレエ」「クリスマスのメルヒェンの世界」なんて知りません。だって、楽譜は楽譜ですからね。マーラーだろうとストラヴィンスキーだろうと《胡桃割り人形》だろうと、変わりはありません。真剣に読んで、真剣に演奏してもらわなきゃ困ります。そんな指揮者の真面目な語りが冒頭に収められていてもよかったかもしれない。 「子供向け」だなどと言って腑抜けた演奏をしているのは、作曲家に対する冒涜だと思う。「ファミリーコンサート」などと銘打った演奏会では、このマルケヴィチのような真摯な演奏は期待できないだろう。 「行進曲」8小節目などに出てくるシンバルの一発は何度聴いても笑ってしまう。怖いのだ。鬼軍曹が鞭を構えている姿が思い浮かぶ。そして、歯切れのよい管楽器の発音が、聴けば聴くほど不気味だ。子供が聴いたら間違いなく泣き出すだろう。 「金平糖の踊り」は背筋が凍るような表現だ。真夜中、知らない山村で、暗い農道をひとりで歩いていたら、星空から金平糖が降ってきた。なぜ誰も騒がないんだろう?こんなに金平糖がどんどん降ってきているというのに…。 「アラビアの踊り」は、奴隷が脅されて踊っているような風情がある。もしこの演奏からエロティックさを聴き取れるとしたら、瀬戸際的なかなりアブないエロだ。タタタタタン。タタタタタン。と繰り返されるタンブリンのリズムがとても怖い。 「葦笛の踊り」は中間部で温度が下がる。まだ陽の高いうちは葦軍団も整列してマスゲームに興じているのでよかったのだが、夜になるとSMプレイを繰り広げる。そんな感じだ。 「花のワルツ」は期待に違わぬ誠実な演奏。「誠実」というと誤解されそうだが、つまり、怖さまっしぐらである。ここまでの組曲のほかの小品の解釈の集大成だ。中間部で短調に転じる部分の厳しさ、ホルンをはじめとしてリズム感が生きていること、どこをとっても職人の音楽である。 この組曲には、ストコフスキーやボールトなど、往年の名匠による素敵な録音が数多く存在するが、このマルケヴィチ&フィルハーモニアは次元が違う。同じ指揮者のほかのオーケストラ(モンテカルロ)との録音と較べても、格別の味わいがある。この組曲を愛している方なら、確実に楽しめると思う。絶対おすすめだ。

    Venus Creek さん

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ありがとうございました

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