「マグネティック」の楽曲が中心ながら「スモーキンインザピット」の雰囲気も垣間見える。パターンとニュアンスの引き出しの多さはさすがガッド。ドラムはバンドの肝。ミックスは良くなく、当日の悪天候でコンディションも悪そうだが、やることはしっかりやるプロフェッショナルの実力には脱帽です。

今は亡きMichael Breckerの、”魂”のEWI演奏シーンが堪能できます。

86年当時、チックのエレ・バンドとウェザー・アップデイト（短命だった）と並んで期待されたステップス・アヘッド。でもウェザー・アップデイトに引き抜かれたアースキンとベイリー、そしてチャック・ローブがいた85年のステップス・アヘッドが格好良かった。ここではポップ性が追求されている感じで、フュージョン売り出し戦略に加担した結果といったところだ。逆にフュージョン好きには最高の作品だろう。でもやっぱりライブのステップスの方がいい。

いやあ、イリアーヌがいますねえ。80年代前半のアルバムではランディ・ブレッカー（夫）と、そしてここではマーク・ジョンソン（夫）と。 同グループで違った伴侶とそれぞれアルバムを残したなんて彼女だけではないでしょうか。ボブ・バーグも頑張ってます。ジャズ史に残るテナーマンになれたはずなのに・・・・・・

このアルバム(?)は、CD, VHS, DVD　と、３種類、持ってますが、CD は、残念ながら８曲しか入っていません。そこで、VHS!　 MainieriのVIB Soloが、聞きたくて購入。早送りが、もどかしい。　そこで、今度は、DVD!!　ここまで来ると、もはや、Freekですね？（笑）。　VIB ファンの私にとっては、Garyも凄いですが、Mainieriも凄い。超テクが、たまりません。　勿論、参加している他のメンバーも、全員、NICE!!!!!

このCDは、最初は、Net販売のみでしたが、今ではShopでも買える様になった事は、嬉しい事です。1999年の、Europeツァーでの、録音。Bob Bergが、亡くなったのは、非常に残念です。　Elianeは、夫の、Johnson共々、頑張っております。　　好きな曲は、Disc1. #2：Copland, Disc2.#1：D-minor, #4：Fri.@...等々。

1986年のNHKで聴いてから、やっと見つけました。いやー感激。

NHKエンタープライズから出ている”Tour de France”のDVD1986年版に、このアルバムのほぼ全曲が使用されています。 約20年の歳月を経て、ここにリイシューされたのは、正に奇跡といって過言ではありません。

これって最高ですよね。マイケルが早いパッセージでお手つきをして苦笑いをしているのも最高。あのフレーズを吹いていること自体が不思議だもの。みんなノリノリで楽しそうだものなあ。

これがあのステップスか、と耳を疑うアコースティック志向。マイニエリ、ブレッカー、ゴメス、アースキン、イリアーヌというウデききばかりで悪いはずがない。この後ハイテク化していくステップスだが、こういう演奏もよいと思う。