Neon Demon

■　「ドライヴ」、「オンリー・ゴッド」、「プッシャー」3部作で知られる鬼才、ニコラス・ウィンディング・レフン監督最新作『THE NEON DEMON (原題）』。彼の作品の特徴とも呼べるビビッドな色彩と画面構成で描かれた官能的なホラー作品のサウンドトラックが完成した。

■　ファッション・モデルの仕事に就くために、ネオン煌めくロサンゼルスに出てきた若い女性、JESSE。やがて彼女の若さとヴァイタリティ―に惹きつけられる“美に憑りつかれた”女性たちに囲まれていく彼女もファッション界に潜む闇に囚われ、危険で美しい女性へと変わっていく。そんな美しいヒロインを演じるのは、「マレフィセント」のエル・ファニング。そしてキアヌ・リーヴス（「マトリックス」）、クリスティーナ・ヘンドリックス（「ドライヴ」）、ジェナ・マローン（「ハンガー・ゲーム」シリーズ）などが主要キャストとして登場する。

■　レフン監督が米誌でのインタビューに語ったことによると本作は、女性に囲まれていることに気付いた彼が、危険な美についてのホラー映画を撮りたいという衝動に駆られたことから生まれた作品だそう。そんな「危険な美」を鮮烈に描き出した本作のサウンドトラック・スコアを手掛けるのは、クリフ・マルティネス。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバーとしての活動歴を持つ彼は「スプリング・ブレカーズ」、「ソラリス」などでの仕事で知られるが、レフン監督の「ドライヴ」、「オンリー・ゴッド」のスコアも手掛けている。

■　眩いロサンゼルスの光とそこに潜む深い闇をそのまま切り取ったようなコントラストの強い映像を彩るのは、シンセサイザーを全面に押し出したサウンドトラック・スコア。レフン監督はそれについてこう語っている：「（スコアは）ほぼ全部シンセサイザーだ・・・音楽がスポットライトの中に押しだされていると感じる場面が多々あるんだ。映画の中にビターな部分を作ることが出来たと思う、それは嬉しいことだね」

■　本サウンドトラックには、クリフ・マルティネスのシンセサイザーをフィーチャーしたスコアの他、ジュリアン・ワインディングのダークなエレクトロ・ナンバー「The Demon Dance」やスウィート・テンペストのポップな「Mine」、さらにアルバムの最後にはディプロのプロデュースにょるSIAの「Waving Goodbye」が収録されている。

（メーカー・インフォメーションより）