Road Show: Vol.2

80歳を超えた現在もなお第一線で活躍を続けるジャズ界の巨人ソニー・ロリンズが新たに作り出した秘宝がついにリリース。約1年前にニューヨークのビーコン・シアターで行われソールド・アウトとなった80歳バースデー・コンサートから4トラック、そして昨年10月にロリンズのワン・ホーンのみでは27年ぶりとなった日本ツアーの札幌公演から1トラック、東京公演から1トラックを収録。

中でも長年友人でありながらNYのバースデー公演でサプライズ･ゲストで登場し、公の場で初共演となったオーネット・コールマンと20分間にも及ぶ “Sonnymoon for Two”は圧巻。「この素材が自分の次のアルバムになるとは思っていなかった。」とのロリンズだが、「でもこれはリリースしなければならない。」とのちに思ったそう。

2007年にCarnegy Hallで行われたデビュー50周年記念コンサートでも共演したクリスチャン・マクブライドとロイ・ヘインズもコールマンと共に“Sonnymoon.” に参加。ほかにもロイ・ハーグローヴ (“I Can’t Get Started,” “Rain Check”) やジム・ホール (“In a Sentimental Mood”) 、そして日本公演に参加したバンドはラッセル・マローン(g), ボブ・クローンショウ(b), コビー・ワトキンス(ds), サミー・フィグァロラ(perc)など超豪華。

カリフォルニアのビーチで一緒にサックスの練習をしていたオーネット・コールマンとロリンズはCD注釈者のFrancis Davis曰く「ジャズ界で最も鋭いマインドを持った2人」、そんな2人が長年友人でありながら初共演となった音源はジャズ・ファン垂涎の歴史的ライヴです。

Sonny Rollins(sax)
Russell Malone(g)on 1,4,5,6
Bob Cranshaw(b)on 1,2,4,5,6
Kobie Watkins(ds)on 1,2,4,5,6
Sammy Figueroa(perc)on 1,2,4,5,6
Christian McBride(b) on 3
Jim Hall(g) on 2
Roy Hargrove(tp)　on 4,5
Ornette Coleman(as) on 3
Roy Haynes(ds) on 3