Psicosonorama

今コスタ・リカで最も注目されるバンド、ソナンブロ・シコトロピカル。ボロボロのストローハットにキューバン・トレスが印象的なフロントマン、ダニエルを筆頭に、コスタリカ、エルサルバドル、キューバ、コロンビアという多国籍で構成される11人。

2006年にサーカス団として始まった（！？）という彼らの音楽は「ダンスやボディーランゲージの延長」と自らが形容するように、身体に直接訴えかけてくるようなリズムとビートが強烈です。

多国籍なメンバーそれぞれの出自が色濃く反映されたトラディショナルなリズムと現代的なビートの融合、というとどこにでもありそうな所謂ミクスチャー・バンドを連想しがちですが、サイケデリックな感覚とマヌ・チャオ以降のエネルギー&トランス、そしてハードコアなラテン音楽をトロピカルな空気の中で純粋培養した結果生まれてきた突然変異オルタナティブとでも言いたくなる、まさに“サイコ・トロピカル”なバンドです。

2009年に1stアルバムがリリースされ大ヒット。濃厚なラテンの香りとドープでトリッピンな感覚が同居するこのアルバムで彼らは2010年のACAM（Association of Composers and Authors of Costa Rica）のベスト・トロピカル・アーティストに選ばれ、その噂は瞬く間に世界に広がり、2011年にはヨーロッパ・ツアーや各地のフェスに呼ばれるように。2012年にはレッチリ、ニール・ヤングがヘッドライナーを飾った米国のフェスACLに参加し大観衆を湧かせました。

さらに2013年には映画、音楽、インタラクティブの世界最大級の祭典SXSWからも声が掛かるなど今や世界中でその存在が注目されはじめたソナンブロ・シコトロピカル。本作は5年振りとなる待ちに待ったセカンド・アルバムです。

人力ブレイクビーツかと思わせるようなタイトなリズムに、アフロビート、クンビア、キューバ音楽からメスティサヘ・ロックまで様々な要素を飲み込んだ新時代の混血オルタナティブ・ロック！

CD本体とは別に、コースター風デザインの歌詞カード付き。
(メーカー・インフォメーションより)