ジャズボーカルCDではある。ただし、それが本格的かと言えば、決してそうではない。このところ、国際化が進んだためか？、十数年前に比べ、北欧の女性歌手のCDが紹介される機会が増えたように思うが、この種の歌手は、好みが分かれると思う。決して悪くはないが、・・・である。

M-3,6,8以外の9曲がシリエの自作。やはりオリジナルの方が自分の好みには合います。いわば個人的な被刷り込み基準では、なかんずくM-2,4,5,7,12が。　北欧特有の曲調、音調を感じます。　贔屓目かも知れないけど才能あると思いますね。　自作曲についてはブックレットに歌詞が掲載されています。　ちなみに、別のアルバムの解説者渡辺芳子氏によると、Silje Nergaardのノルウェー発音をカナ表記するとシリエ・ネルコーとなるとか。また、従前「なぜ“セリア”などと表記されたのか分からない」とも。ここのクレジット欄にも「セリア」とありますね。

十数年前、吉祥寺の新星堂で出会ったシリエのCD（オーマガトキのでした）「BREVET」は、母語ノルウェー語で歌われていて、声色と語の響き、独特のメロディーや音作りが気に入っていて、折節 引っ張り出しては聴いていました。　このサイトでふと検索すると・・CD4種もあったんですね（でも、みんな英語）。　対象はジャジーなものより、ゆったり、しっとりしたものの方が似合ってると思う。これと「At First Light」とを聴いてみたけど、やはりシリエの曲、音。好みです。　本CDは全曲オリジナル。　非英語国のためか付属ブックレットに英語の歌詞が

高音の透き通った声、濡れた甘い声が好きな人は聴かなきゃ損！！ 私のイチオシです。

今年の冬、ノルウェーへ旅行し、現地（オスロ）レコード店で売れているＣＤを聞いたところ、これを進められました。クリスマス時期に良く売れたとのこと。ロマンチックな気分になる一枚で、恋人とゆっくりすごすひとときを演出してくれるかも。