子供の頃からピアノを習い、アリゾナ、カリフォルニア州の教会で伴奏した経験を持ち、そこで築いた人脈が、2004年、アリゾナ州のジャズクラブで歌う切っ掛けになったとのこと。現在、アリゾナ州フェニックス在住で、そこを中心に活躍している。本作は、美しいバラードもあるが、全体として、歌と伴奏はとても明るく、シルキーな声で聞き心地が良いスムーズジャズ、ダンサブルジャズという印象である。スタンダードとオリジナル・新曲が適度に混ざっており、聞き応えがある。なお、本作は、”this is why (2005)”に続く、2009年リリースの2作目である。なお、何度か仕事でフェニックスに行ったが、ジャズクラブに立ち寄ることもなく真面目に過ごした。名前は忘れたが、シティーホールの近くの歴史エリアに有名な劇場があったなあ。