Le Zenith De Gainsbourg

1987年の秋、アルバム『囚われ者』のジャケットのポスターがフランス中に貼られ、ゲンスブールの成功は頂点に達し、60歳の誕生日を迎えようとしていた彼は、翌年1988年Porte de Pantinにあるアリーナ・ヴェニュー、パリのLe Zenithの舞台に立った。

■1988年3月23日、24日、25日に行われたコンサートで録音された「Le Zénith de Gainsbourg」は、1年後の1989年4月10日に、2LP、CD、カセット、VHS、CDVideoの5種類のメディアで同時に発売されたが、これは当時のマスコミが世界初の試みとしたマルチ・メディア・リリースだった。

■その作品が2021年、2CD,3LPでリリースされる。「Baille Baille Samantha」、「Suck Baby Suck」、間奏曲「Eau et gaz tous les etages」、セットの途中で演奏された「Mon legionnaire」のセカンド・ヴァージョン、「Love on the beat」となど未発表トラックも収録。“Sorry angel”、“La Javanaise”、そして市販のオーディオ素材にはこれまで収録されていなかったミュージシャンの紹介部分も収録。同様に、「Hey man amen」や「Harley David son of a bitch」でのTony “Thunder” Smithのソロはフル・ヴァージョンで収録。

■未発表曲の追加に加え、トラックごとに綿密なクリーニングを行うことで、音の透明感が大幅に向上し、演奏を尊重したミックスに仕上がっている。

(メーカー・インフォメーションより)