CD 輸入盤

Drum Music: Music Of Paul Motian

Russ Lossing (ラス・ロッシング)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSC1319
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

自己のユニットで、またポール・モチアンのグループのメンバーとして12 年もの間、演奏を共にした ピアニスト、ラス・ロッシングによるポール・モチアンの作品集。

ポール・モチアンと言えば、ドラマーとしてのみならず、数々の後進を発掘し、育てた存在として、常 に時代をリードしてきたことは言うまでもないことですが、コンポーザーとしての才能も第一級であっ たのも言うまでもありません。また、モチアンといえば、50 年代のビル・エヴァンスに始まり、キース・ ジャレット、また菊池雅章といった数々の名カリスマ・ピアニストと共演してきた人・・・つまりは・・・そうした背景を考え併せるにつけ、本作のロッシング、よくぞの勇気ある挑戦!ですが、ここにあるのは、そうした巨匠に負い目などない演奏を聴かせてくれます。

モチアンの自由奔放として、かつ、時として夢想的ともいえる耽美な美しさを湛えた曲の世界に肉迫する演奏。もともと、ロッシング自身はあのスイスの名レーベルHat Hut のプロデューサーのお目にかかったアーティストで、アブストラクトな中に潜む美的なピアノが魅力、特長ですが、数々の共演が熟した成果でしょうか。楽曲の世界を理解した表現は、巨匠ピアニストたちに迫るものさえあります。

実際、ここで演奏された楽曲は、モチアンと演奏してきた曲とのこと。72 年にECM からリリースされた作品のタイトル曲でもある"Conceptional Vessel″から、秀逸。それは喩えれば、“知恵の輪”のようとも。。。折り重なるような複雑さと、一方、それが解かれた時の解放感・・このなんとも言えないコントラストを巧みな旋律と和声のコンビネーションで見事に描きだすピアニストの才能に、現代のジャズの実りを感じる方も少なくないでしょう。一方、菊池雅章の名演でも記憶に残るM-3 の、浮遊感溢れ、ゴスペル的な響きの安らぎ感も秀逸。

録音は、1 曲1 曲で区切ることなくテープを廻し続け、インスピレーションのままに演奏したものを切れ目なく記録したとのことですが、ここには、その日のインティメートな空気感も収録されています。ちなみに、録音は2011年5月には完了していたとのこと。亡きモチアンへのトリビュートではなく、80 歳を迎えたセレブレーションとのことですが、アーティストの深いリスペクトが生んだ演奏が、ここにあります。

収録曲   

  • 01. CONCEPTION VESSEL
  • 02. GANG OF FIVE
  • 03. LAST CALL
  • 04. FIASCO
  • 05. IT SHOULD HAVE HAPPENED A LONG TIME AGO
  • 06. MUMBO JUMBO
  • 07. OLIVIA’S DREAM
  • 08. DANCE
  • 09. IN REMEMBRANCE OF THINGS PAST

ユーザーレビュー

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