旧盤はぼやけて締まりに欠ける音。2001年リマスターはクリアでシャープだけどややドンシャリ気味。ライノリマスターでは音の分離がさらに良くなり、ドンシャリ傾向も緩和されたように思います。これが一番聴きやすくて自然なバランスといったところでしょうか。ただ、改めて旧盤を聴いてみた印象ですが、残響音を伴いながら音のレイヤーが重なり合う不明瞭なサウンドは、聴き取り難いけど本作には意外と合っているのかもしれません。この辺は好み次第ですが、私は旧盤も悪くないと思いました。目玉のライブですが、若さゆえのぎこちなさは感じられるものの、疾走感を伴う轟音は刺激的でカッコいいです。一方で困惑させられたのがパッケージのつくり。外見は購買欲を誘いますが、ブックレットの紙の質が悪いのかふにゃけ気味。ディスクは厚紙のトレーに収められているので細かい紙屑が付着。デジパックを厚くしたような外装ですが、ちょっと太り気味で強度が弱そう。ハンドメイドシリーズなのだからここは割り切るべきなのか？いずれにしても本作に目をつけてくれたライノにはありがとうと言いたい。この調子でがんばって欲しい。

’90年1st。新しい時代の幕開けにふさわしい一枚でした。最近この手のﾊﾞﾝﾄﾞはいなくなりましたが、今聴いても若さの潔さというか、ﾀﾞｲﾅﾐｯｸでﾛﾏﾝﾃｨｯｸで気持ちいいです。不安定な情緒性を轟音ｷﾞﾀｰでぶっ放しながら、しかし極めて甘美で繊細で、永遠に美しいｺｰﾗｽのｳﾞｪｰﾙに包まれﾒﾗﾝｺﾘｯｸに昇華してます。本作は商業的にあまり成功しなかった方が、今頃もっとﾋﾞｯｸﾞ･ﾈｰﾑだったかもね。

My Bloody Valentineと共にシューゲイザーの枠で語られることが多いが Rideの場合は、独特の清涼感があるように思う。もちろん轟音ギターに身を任せる快感にも浸れるが、水の音がSEとして使われていることからも分かるとおり、暗いライブハウス的な世界とは一線を画すものだ。

シューゲイザー＝ギターノイズと評されるにもかかわらず，Pale SaintsといいこのRideといいやたらとドラムが自己主張激しいバンドがあの時代には多かったように思う． ノイズにまみれずに強力なグルーヴを生み出していた． Rideがシーンの代表者のひとつとして評価されるのは，そのグル―ヴ感が特に際立っていたことが大きな理由ではないか． まぁ，そんなことはともかく青い疾走感を楽しみたいならこれを聴くべし．

甘美な白昼夢にまどろみ、陶酔しきり。特に�Dの轟音ノイズ最高のエクスタシー。でもベストチューンは�H、なんかとってもきらきらしてるんです。

久しぶりに聴きました。本当に美しくカッコイイ曲ばかりです。oasisでアンディを見たのはRIDEの初来日以来。すっかり大人になってた。 １曲目のベースはビートルズで、５曲目のドラムはジェフベックグループからのパクりだが、新しいサウンドの中身にはしっかりしたブリティッシュの血が流れている。

1曲目にヤラレタ。甘美なメロディーに、轟音ノイズ、やかましいドラム(笑)。この手の音楽は過去のモノとなってしまったけど、今でも通用すると思う。まぁそれは再結成したマイブラが証明してくれるでしょう。

ＵＫロック好きなら必聴！ 歴史的名盤です。 捨て曲ないです。本気で。 ロックはギターリフ＆グルーヴだ！な人にはめちゃめちゃおススメです。 アコースティックな曲も泣きメロ満載だし。 ＵＫリスナー必須アルバム！

僕のShoegazer初体験がこれ。轟音ギターに繊細なメロ、一発で気に入りました。 アンディよ、Oasis抜けてRide再結成してくれい！

oasisﾌﾘｰｸとしては、Markの曲よりAndyの曲の方が好きです。 7曲目"Crown of Creation"で8曲目が60sのgreatなMODﾊﾞﾝﾄﾞTHE CREATIONのｶﾊﾞｰの"How Does It Feel To Feel"とは狙った曲順なのだろうか。かなりいいｶﾊﾞｰになってるし。 いいｱﾙﾊﾞﾑです!