'05年発表｡これはもう男の中の男が好む硬派なmix｡

最近”コかわいいクリックテクノ”が流行っている中、叩き付けられたのがこれ、DE9 TRANSITION。このDISC下半期の3枚に入ります。硬派かつFATなキックが腹に沁みます。。細部にわたる音の作り込みはまさに職人芸。この音、カナダ人が作ったとは思えない精度です。驚くのは「踊れる」ということ。しょっぱな、ニカ・バイニオ/メデューサが全てを物語っているように、北欧の氷点下サウンドに熱い魂が注がれたような、なんとも不思議なGROOVE。

次々と書換えられるｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞと、淡々としながらもｴﾈﾙｷﾞｯｼｭな反復を繰り返すﾋﾞｰﾄに快楽指数も上昇する。ﾘｽﾞﾑを激しく渇望する様なｽﾄｲｯｸでｺｱな姿勢は痺れる程にｸｰﾙ。mix CDの意義性云々以前に、此所に在るﾊﾟﾜﾌﾙな躍動感が堪らない。

後半の落とし方が最高。気がつくとズブズブと深いとこにハマってます。

文句無しに最高の一枚。 永遠に続いてほしいと思わせる 音の快感。

「禅」の世界。テクノ好きだけでなく、音楽好きならこれは聴いて欲しい。一音一音を噛みしめて次の展開を予想、常に良い意味で期待は裏切られ、知らず知らずのうちに引き込まれる魅惑のリッチーワールド。視聴機の前であんなにも粘ったのは後にも先にもこれだけでしょう。それだけ引き付けられる素晴らしい音楽。

世代交代なのかなぁ・・ テクノ離れして７年だからなぁ・・安易な打ち込みリズムにがっくり。 中途半端なＪ・ミルズだ。 久々に聴いてかつてのリッチーらしい緻密な音、展開が失われている。 28曲目ZENからディープなハマリ音に展開そのまま終了。

MIXCDとしてはあまりにも中途半端。 後半ハメの音になってそのまま終了。 ここからジワジワと展開が無ければ 「蛇の生殺し」状態。 フロア向け（？）普通にMIXCDとして聴いても欲求不満。 意図的なんだろうか！？

リッチーは天才だニャ〜 この音のスペースがたまらんのよ〜 非常に細部まで作り込まれており、聴けば聴くほど面白くなる作品です。 ミニマリズムの極致。

テクノのMIXCDにも，”お決まりのパターン”は存在する。 そのこと自体は悪いことではないが，テクノの持つ新しさ， 自由さに惹かれるファンとしては，もの足りなさを感じることもある。 そんな中，新鮮な一枚に出会うことができた。 どのパターンにもあてはまらない