アーサー王と聖杯の物語 サトクリフ・オリジナル 2

R.サトクリフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562033966
ISBN 10 : 4562033967
フォーマット
出版社
発行年月
2001年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,265p

内容詳細

いにしえの予言によると、聖杯には、世に最高の騎士のみが近づけると言われていた…。サトクリフの文章は中世のキリスト教神話を貫いて響いてくる、いにしえのケルトの真の探求物語を語り伝える。

【著者紹介】
ローズマリ・サトクリフ : 1920〜92年。イギリスを代表する歴史小説家。はじめ細密画家をこころざすが文筆に転じ、30を超える作品がある。1959年、すぐれた児童文学にあたえられるカーネギー賞を受賞し、歴史小説家としての地位を確立した。『ともしびをかかげて』や『第九軍団のワシ』(ともに岩波書店)、『ケルトの白馬』(ほるぷ出版)のような児童向け歴史小説のほか、本書や『アーサー王と円卓の騎士』や『アーサー王最後の戦い』(続刊予定)、『ベーオウルフ』(沖積舎)などイギリス伝承の再話、成人向けの歴史小説、BBC放送のラジオ脚本なども多くてがけ、1975年には大英帝国勲章(OBE)が贈られている。豊かな物語性と巧みな構成力、詩的な文章で彩られた魅力的な登場人物などで、イギリス最良の伝統をうけつぐ、第一級の歴史ファンタジー作家として、世界的にも有名である

山本史郎 : 1954年、和歌山県に生まれる。1978年、東京大学教養学部教養学科卒業。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス19世紀文学。訳書に『図説アーサー王物語』『ホビット』『図説ケルト神話物語』『トールキン仔犬のローヴァーの冒険』『絵物語ホビット』『アンデルセン・クラシック9つの物語』『アーサー王物語伝説魔術師マーリンの夢』『サトクリフ・オリジナル アーサー王と円卓の騎士』(以上原書房)、『アンティゴネーの変貌』(共訳、みすず書房)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェルナーの日記 さん

    本作は著者サトクリフ・オリジナルの”アーサー王物語”の第2作目。自分にとって”アーサー王物語”は新鮮さを与えくれる作品で思い違いをしていたことが数多くある。円卓の騎士たちが聖杯を求めて冒険の旅に出発するが、自分は今まで聖杯探索の旅はアーサー王が病に罹り、それを癒すために騎士たちが旅に出て行ったと思い込んでいた。全くの見当違い。(-_-;)また聖杯が天上に引き揚げられる場面に立ち会った”ガラハット”は、その場で亡くなるのではなく、一旦キャメロットへ帰還して内容をアーサー王に報告したものと思っていた。

  • ケイ さん

    前作では、妖術や先を見通す賢者なども出てきたが、今作は随分とキリスト教色が濃かった。イングランドの地が舞台であるからケルト的信仰が強く出ていた感じががらりと変わったようで違和感もあるが、解説によると、そもそも聖杯という考えがケルトからきているようだ。諸行無常の響きが聴こえてくる円卓となってきた。サトクリフ三部作の最終巻に急いでいこう。ランスロットという言葉だけで気持ちがはやるのに、すでに壮年から老境。。。

  • 明智紫苑 さん

    聖杯探求。クリスチャンではない、根っからの多神教体質の日本人の感覚だとどうも理解や納得が出来ない。そもそも三種の神器に聖杯に相当するものがないし(昔話の分福茶釜くらいかな、日本での類似品は)。仮に前漢の武帝の宮廷に聖杯が現れて、武帝が将軍たちに聖杯探求なんか命じたら、確実に匈奴が攻め込んで来てマズい事態になるぞ? まあ、円卓の騎士に数えられない将兵たちがキャメロットを守っていたのだろうが、それにしても解せない話なんだな。

  • 棕櫚木庵 さん

    ランスロット,ガラハッド,ボールズ,パーシヴァルの聖杯を求める旅.4人の話が交互に語られ,最後に一堂に会して大団円に至る.この形,日本の“伝奇ロマン”などによくある形だけど,私は苦手.話が中断されて欲求不満になり,さらに,中断された話が再開されたとき,前の話を忘れている(ランスロット,なぜ寝てたんだっけ,とか^^;).そのせいか,第1巻に比べると印象が薄かった.→

  • 星落秋風五丈原 さん

    多くの者が傷つき、命を失い、この冒険の後、もはや円卓は昔のようなものではなくなるという予言がされている。聖杯は漁人の王ペレスの城にあることは知っていても、聖杯の神秘を誰もが体験できるわけではなかった。世に最高の騎士のみが、森の中で出会う様々な試練に打ち勝ち、聖杯に近づくことができるのだった。さて、聖杯の奇蹟に出会えたのは誰?とてもわかりやすいので、子供達でも入っていけるでしょう。3作品中キリスト教の要素が最も強い印象を受けました。グウィネヴィアとランスロット、アーサー王の関係の描き方は児童向け。

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