Imaginaries

＊人気チカーノ・ロック・バンドがさらに逞しくなって戻ってきた！

　イースト・ロサンゼルスを拠点に活躍をみせる人気チカーノ・ロック・バンドとして日本でも広く知られてきたケッツァルが久々にアルバムをリリース！　しかも今回は世界でもっとも多くのカタログを持っている民俗音楽レーベル“スミソニアン・フォークウェイズ”からの発売というビッグ・ニュース付きです！！
　ケッツァルは1998年にマルチ弦楽器奏者ケッツァル・フローレスを中心にイースト・ロサンゼルスで結成されたチカーノ（在米メキシコ系移民）・ロック・バンド。メキシコ歌謡“ランチェーラ”やベラクルスで盛んな“ソン・ハローチョ”といったメキシコ音楽をルーツにし、ロックやソウル、そしてアフロ・キューバンなどと組み合わせた新しいスタイルを作りだし、特にチカーノ・コミュニティで絶大な人気を誇るまでになりました。そんな彼らの作品はここ日本でも早くからBarrio Gold Recordsより紹介され、これまでに４作品が国内リリースされてきました。
　そして2006年の前作『ダイ・カウボーイ・ダイ』（BG-2015）から６年経った今年、久々の新作である本作『イマジナリーズ』をなんとスミソニアン・フォークウェイズから発表しました。前作で濃厚になった伝統音楽への回帰路線はそのままに、さらにサウンドは広まりと深まりを見せるようになりました。ソン・ハローチョを代表する弦楽器ハラーナを中心に様々な弦楽器を操るフローレスをはじめ、その他腕利きのバンド・メンバーたちによって繰り広げられるのは、メキシコ音楽を基調としたものだけでなく、クンビアやアフロ・ペルー、キューバのチャランガといった汎ラテン音楽、さらにはアース・ウィンド＆ファイア風のファンクまでといった、実に多彩なアレンジが内包されたボーダレス・サウンド。そしてこれまでもバンドのサウンドに大きく貢献してきたパワフルな女性ヴォーカリスト、マーサも健在で、曲調によって様々なアプローチでその歌声を聞かせるなど、これまで以上の存在感をアピールしてくれます。
　もはやチカーノという概念を超越した彼らの音は、ますますコスモポリタン・シティ“ロサンゼルス”を象徴する存在に。そしてより逞しくなったそのサウンドで、新しいファンをさらに獲得してくれることは間違いなしです。是非注目してください！　（メーカー資料より）