Metal Mass Live

2003年、ドイツでチャールズ（ベース/ギター）とマシュー（ギター）のグレイウルフ兄弟がアッティラ・ドルン（ヴォーカル）と出会ったことでパワーウルフは始動した。ヘヴィでメロディアス、一体となって歌えるコーラスを持つ音楽性に加えて、ヨーロッパの人狼伝説に根差したホラー調のコンセプトとアートワーク、メンバー達の白塗りメイクなど鮮烈な個性が支持を得て、急激に欧州メタル・シーンで台頭していく。

日本でも『陰翳礼賛／プリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト』(2013)『狂気崇拝／ブレスト・アンド・ポゼスト』(2015)がリリースされ、メタル界に旋風を起こす中、その必殺のライヴ・パフォーマンスの全容を捉えた映像作品はパワーウルフの地位を不動にするだろう。
本作に収録されたのは3公演のフル・ライヴ。2015年8月14日、ドイツのサマー・ブリーズ・フェスティバルは地元ならではの声援と盛り上がりがバンドの燃料となり、凄まじいうねりを生み出している。

2015年7月11日、チェコのマスターズ・オブ・ロック・フェスティバルは2003年以来行われ、今やヨーロッパ屈指のメタルの聖地のひとつへと成長した野外フェス。火炎噴射などを含めたライヴはバンド史上屈指のハイライトだ。
さらに2015年9月から11月に行われた『ウルフズネヒテ』ツアーでのヘッドライナー・ショーも収録。メタル・コミュニティにおける彼らの持つ求心力をフルに感じ取ることが出来る。（CDには『ウルフズネヒテ』ツアーのショーを収録）

最新作からの「ブレスト・アンド・ポゼスト」「アーミー・オブ・ザ・ナイト」や彼らのライヴで欠かすことの出来ない「サンクティファイド・ウィズ・ダイナマイト」「ループス・デイ」など、まさにベスト・オブ・パワーウルフを完全網羅。今やヨーロッパ全土を席巻しているバンドのライヴとアッティラのカリスマ性を満喫することが可能だ。それに加えて彼らの代表曲4曲のミュージック・ビデオ、サマー・ブリーズ・フェスのバックステージ模様、そしてドキュメンタリー『クロイツヴィク〜オブ・ウルヴズ・アンド・メン』が収録されている。

映像の監督はナイトウィッシュやアモルフィス、ヒポクリシーなどの映像作を手がけてきたヴィレ・リピアイネン。画面からはみ出そうなバンドの迫力あふれるライヴを余すところなく感じることが可能だ。
パワー・メタル新世紀を担う超新星として初来日公演が待たれるパワーウルフのライヴを一足先に体感することが出来る本作。ザ・メタル・マス＝鋼鉄の夜宴がいま、幕を開ける。

(メーカー・インフォメーションより）