CD 輸入盤

Para Todos Ustedes

Pleneros De La 21

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
40519
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

The bomba and Plean are the heartbeat of Afro-Puerto Rican music. In PARA TODOS USTEDES (FOR ALL OF YOU), New York's acclaimed Los Pleneros de La 21 wraps these venerable drummering, singing and dancing traditions in a creative web of fresh arrangements, contemporary harmonies and a message of pride in their musical ancestors.

収録曲   

  • 01. Angelito (Little Angel)
  • 02. Carmelina
  • 03. Baila, Julia Lo (Dance, Julia Lo)
  • 04. La Plena de Paquito Cerniera (The Plena of Paquito Cerniera)
  • 05. Patria BorinquePuerto Rican Homeland)
  • 06. Echando un pie (Shake a Leg)
  • 07. Isla Nena (Little-Girl Island)
  • 08. Madame Calal
  • 09. Campo (Land)/Yo cantarsta bomba (I Will Sing this Bomba)
  • 10. Chiviriquit
  • 11. Habla CuembSpeak Cuemb
  • 12. Carmelina
  • 13. Semillero (Planter)

ユーザーレビュー

総合評価

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この、NYを拠点に活動するプエルトリコ系バ...

投稿日:2017/08/17 (木)

この、NYを拠点に活動するプエルトリコ系バンド Los Pleneros de la 21(ロス・プレネロス・デ・ラ・ベインティウナ) のアルバム 「Para Todos Ustedes」 (全13曲計75分)は、 2005年に発売されたアルバムみたいだけれど…自分にとっては… 毎週聴いているNPRのAlt.Latinoの 今年2017年2月上旬の放送で、 「For Black History Month, Celebrate Afro-Latino Music With Smithsonian Folkways」 という…米国では毎年2月は黒人歴史月間で、 この番組でも、2月はソレに因んだ特集が組まれることが多いんだけど、 ラテンアメリカ系の音楽や文化を取り上げるこの番組としては、 アフリカ系米国人(黒人)で、かつ、ラティーノである…つまりは、 アフロラティーノな人達の音楽… キューバやドミニカ共和国やプエルトリコ等のカリブ海地域、 あと南米でもカリブ海に面したコロンビアやベネスエラの沿岸部地域、 の音楽、更にはソレとは別件で、 米国よりも黒人の数が多い南米の国ブラジルの音楽の特集とか、 そんなのがコレまでに色々と放送されていて、その中で、 上述の2017年2月上旬の放送では、 そういう観点+Smithsonian Folkwaysの膨大なアーカイブから、 ってことで、 Smithsonian Folkwaysの名誉キュアレイターの人をゲストに迎えて、 Smithsonian Folkwaysの約5万曲のアーカイヴの中から、 厳選したアフロラティーノ系楽曲を7〜8曲紹介する…という特集放送、 だったんだけど…その中で、 このアルバムの中の曲も1曲紹介されていて… で、個人的に、プエルトリコの音楽に色々と興味はあるものの… 自分自身の現状として、 アギナルド、ボンバ、ダンサ、プレナ、サルサ…等々、 プエルトリコに多様な音楽があるってことは知ってはいるものの、 個別のジャンルの違いについて、明確に分かってない部分があるので、 もう少し色々と聴いて、 その辺の違いも分かるようになっていきたいな、と思っていたので… コレを買って聴いてみようかな… みたいな気になって、注文してみた、という感じ…。 で、実際に聴いてみて…より正確には、 7月上旬に手許に届いて、 1ヶ月間、とにかく聴き続けてみて… プエルトリコの音楽ジャンルの内の、 Bomba(ボンバ)とPlena(プレナ)の2ジャンルについて理解を深める、 という観点では、 このアルバムの前年の2004年発売の 「Viento de Agua Unplugged: Materia Prima」 を補完する形のアルバム、 とも言えるのかもね…2004年の 「Viento de Agua Unplugged: Materia Prima」 だけでは、ボンバやプレナの奥深さだけは分かるけれど、 ジャンルの全体像の把握までは、 もっと沢山種類のあるボンバやプレナの楽曲を聴いてみないと、 到底分かりようもない、 って感じだったので、そこで、この2005年の 「Para Todos Ustedes」 で、また色々な別のリズムパターンの曲も聴けて、 漸く、ほんの少し、 ボンバとプレナの雰囲気のほんの一端を垣間見れたかな、 という感じ。 プレナはともかく、ボンバに関しては、 これら2作品だけでは、 一口にボンバと言っても20種類以上あるリズムパターンの内の、 人気の高いモノを収録しているとはいえ、 半分以下のリズムパターンしかカバー出来ていないってことみたいだから、 パッと聴いて、コレがボンバだ、コレがプレナだ、 と識別出来る為には、まだまだ、他にも色々と聴いて経験を重ねないと、 無理だな…みたいな。 まぁ、それはそれとして、ジャンルの理解云々は関係なく、 印象に残った曲、という観点では… 12曲目「Carmelina plena moderna」 は、伝統的なプレナ曲である2曲目「Carmelina」の現代版アレンジ、 って感じらしく… …オリジナルのが弦楽器(プエルトリコのクアトロ) と打楽器(パンデレタ・プレネラのレキント) …この打楽器は、平たく言えば、プエルトリコ式タンバリン(大)… …大中小と3種類のサイズがあるパンデレタ・プレネラ… を軸に主旋律とリズムとを奏でていたのを、こっちの曲では、 管楽器のトロンボーンでメインの主旋律を奏でさせ華やかさと重厚感を増して、 でもクアトロとパンデレタもちゃんと使いつつ って感じで全体的にバージョンアップした感じが、いいな、と。 10曲目「Chiviriquiton」 は、プレナとラップの融合曲で… 曲の最後とか、 チビリキトン♪チビリキトン♪♪チビリキ♪トントントン♪♪ …と連呼している「Chiviriquiton」は、どういう意味なんだろうね? …みたいな、まぁ、言葉分かんないから意味は不明だけど、 耳に残るキャッチーなリズムと勢いとインパクトを感じる曲で、 面白いな、と。 3曲目「Baila, Julia Loiza」 は、解説によれば3種類のボンバが合わさった曲、ってことなんだけど… まだボンバの全体像が自分は掴み切れてないんでアレなんだけど、 でも、聴いていれば、 最初2拍子のリズムで曲が始まり、 そこから途中で、3拍子のリズムが混ざってきて3拍子のリズムが主体になり、 終盤で、また2拍子のリズムになるんだけど、 最初の2拍子とは違う速さもリズムパターンも違う2拍子系で… っていうのが細かな音楽ジャンルのことは分からなくても、 拍子やリズムパターンが変化しながら曲がどんどん盛り上がっていく、 っていう高揚感のようなものが感じられたり、 って感じで、このアルバム内の目玉の曲の1つだろうな、 という印象。 ただ、音楽自体とは別の素朴な疑問として… 「フーリア♪ルイサァ♪バイラァ♪ビエーン♪♪」 と歌っている、踊り子の名前「Julia Loiza」がスペイン語のアレからすれば、 「フリア・ロイサ」なのかな…と思いきや、歌では完全に、 「フリア・ルイサ」と歌っているんで… まぁ、人名なんて固有名詞だから、コレはこういう発音の名前だ、 と言われたらもうそれまでなんだけど… この名前は、ロイサじゃなくてルイサって読むのか…みたいな、 そこが、自分の中では、謎が残って釈然としないな… と、個人的には、そういう観点でも、印象に残った曲かも…。 …そんなこんなで、 入手してから1ヶ月以上、聴き続けてきたものの… 実感したことは、 プエルトリコ系の音楽に興味を抱いて、関連のCDを2作品入手したものの… 今の自分には、まだまだ深遠で広大な感じの、 プエルトリコ音楽のほんの一端、氷山の一角に触れてみた、 っていう程度で、その全体像を理解するには、 まだまだ沢山の作品を聴いたり、聴き比べたりしないと無理そうだな… という、そういうことを実感したので… まぁ、今後も、この作品も気長に繰り返し繰り返し聴いて楽しみつつ、 縁があればまた、コレ以外の、 ボンバやプレナやその他のプエルトリコ音楽の作品を収録したCD等を、 入手して聴いて、 自分が触れられる音楽の世界が、もっともっと広がればいいな… という果てしない道のりの、一歩でも二歩でも、 前進することが出来た作品だったと思うんで、買った甲斐は、 それなりにあったと満足しています。 …余談で、プエルトリコは、 米国がスペインに戦争で勝ち、スペインから1898年に割譲されて、 米国領になった土地というか島だけれど、 でも、プエルトリコ人に米国市民権が付与されたのは、 1917年3月2日に成立したJones-Shafroth Act(ジョウンズ=シャフロス法) で、1898年4月25日以降にプエルトリコで生まれたプエルトリコ人全員 に米国市民権が付与されるようになった時、 が初めてで、今年は、ちょうどソレから100周年の年、 ってことで、米国のラティーノ系コミュニティでは春頃、話題になっていた、 んだけど…この100年の間に、 プエルトリコ系の音楽やミュージシャンは、米国に大きく浸透して、 単なるマイナーなラテン音楽ジャンル、 ってだけでなく、米国のメインストリームの音楽にも組み込まれて、 既にメインストリームの切り離せない一部分、 になっているとも言える状況で… そういう今、個人的には、何となくでも、縁の巡り合わせで、 こういうプエルトリコ音楽のボンバ等の奥深さを味わえるCDを入手出来て、 聴いて楽しめて…という状況に、 世界の色んな音楽に触れられて楽しめていることへの喜びのようなものを、 改めて、感じています。

♂猫Junn-Junn さん | 東京都 | 不明

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