ピアノ曲集「フレースエ―の花々」でペッタション=べリエルの音楽に魅了された私にとって、これは��殿堂入り�≠ﾌボックスセットである。深みはないかもしれないが、北欧情緒溢れてどこまでも美しい。ヴァイオリンと管弦楽版の「ロマンス」などは、その極地といえよう。

ペッタション=べリエルに魅了されるきっかけとなった一枚。その抒情的で夢見るようなな音楽に一聴して惚れた。小川典子盤やホイエル盤も聴いたが、三者三様の味わいがあってどれもみな素晴らしい。

スェーデン生まれのペッテション＝ベリエルは民謡を素材にした歌曲やピアノ曲集の方が有名ですが、「南風への旅」という標題のついたこの交響曲第２番も美しい旋律の佳い曲です。交響曲は全部で５曲あるのですが、交響曲としてはがっしりとしない構成が、美しい旋律を際立たせ、好感を生んでいるようです。私は同３番も好きですね。