ジャスト・キッズ

Patti Smith (パティスミス)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309909707
ISBN 10 : 4309909701
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
463p;20

内容詳細

写真家ロバート・メイプルソープとの出会いと別れ、W・バロウズ、ギンズバークら60〜70年代のアーティストたちとの交流を瑞々しい筆致で活写する。2010年度全米図書賞受賞。


ニューヨークを舞台に写真家ロバート・メイプルソープとの出会いから別れまでの20年を、綴ったパティ・スミスによる青春回想録。


アーティストを目指し20歳の頃単身ニューヨークへやってきた痩せっぽちの女の子は、死の間際までかけがえのないパートナーであり続けた写真家ロバート・ メイプルソープと運命的な出会いを果たす。
その後、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグら60〜70年代カウンター・カルチャーの重要人物たちとの交流を育んでいく。


1967年、パティ・スミス、20歳。
「それは、コルトレーンが亡くなった夏だった。フラワーチルドレンたちが手のひらを広げた夏だった。そして、私がロバート・メイプルソープに出会った夏だった。」


ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックス、アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、サム・シェパード、ジム・キャロル、トッド・ラングレンらとの出会いを瑞々しい筆致で描く。


*2010年度全米図書賞ノンフィクション部門受賞


2012/12/21 発売予定




【著者紹介】
パティ・スミス : 1946年シカゴ生まれ。1967年ニューヨークで写真家ロバート・メイプルソープと運命的な出会いを果たし、以後深い協力関係を築く。1971年詩人としてデビュー、1975年パティ・スミス・グループを結成しアルバム『ホーセズ』をリリース。現在に至るまでニューヨーク・パンクの先駆者として、幾多のミュージシャンから尊敬される。2005年フランス文化省から芸術文化勲章受賞、2007年ロックの殿堂に選出される。『ジャスト・キッズ』で2010年度全米図書賞ノンフィクション部門受賞。2011年ポーラー音楽賞受賞

にむらじゅんこ : 文筆家、比較文化研究者。東京大学総合文化研究科博士課程在籍。専攻は美術を中心とする二〇世紀前半の東西文化交流

小林薫 : 1992年東京女子大学卒業後、渡欧。アイルランド、イギリスで日本人学校教諭・大使館職員として勤務後、1997年よりイタリアへ。ヴェネツィア大学でイタリア語とイタリア文化を学ぶ。その後ミラノに転居し、現地企業で会社員として働くかたわら、在英日本語紙や雑誌にライターとして記事を執筆。現在拠点を日本に移し、コピーライター業及び、英語・イタリア語のTV番組、雑誌記事、広告コピーなどの翻訳・通訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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“パンクの女王”とも称される著者の青春時...

投稿日:2021/04/24 (土)

“パンクの女王”とも称される著者の青春時代の回想録。写真家として知られるロバート・メイプルソープとの出会いと別れを綴ったもの。二人の若き日の写真などがかなり収められているのも嬉しい。ほかにも、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックスらも登場し、1960年代後半からのアメリカにおけるアートシーン、ミュージックシーンが臨場感あふれる筆致で描かれている。当時のアメリカ文化に興味がある人には、打って付けとも言える一冊だろう。 ただし、誤訳や誤植が目立つ。『俺たちに明日はない』を『僕たちに明日はない』、ポール・ヴェルレーヌをポール・ヴァレリー、“水兵”のセーターを“水平”のセーターとするなど、ちょっと信じられないレベルである。特に著者のアルチュール・ランボーへの敬慕を考えると、ヴェルレーヌとヴァレリーを間違えるなど考えられない。 いい本だが、その辺りのことを気をつけて読んだ方がいいし、可能であれば、原著とも比較した方がいい。 内容だけなら★は5つだが、誤植・誤訳で★2つを減じた。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • garth さん

    「私たちは、お互いに自分だけの脚でしっかりと立つことができるまでは、二度と離れないと約束し合った。そして、その後直面するすべての出来事を乗り越えていく間、二人でこの誓いを守り続けた」パティ・スミスのせどりっぷりハンパない。

  • Levi さん

    パティ・スミスとロバート・メイプルソープが出会ってロバートが亡くなるまでの回想録。時代のエネルギーを感じさせる描写には今も力をもらえる、と共に痛みも感じる。

  • メルセ・ひすい さん

    ロバートについては、既に多くが語られてきたし、これからも語り継がれていくだろう。彼の歩みを模倣する青年達。白い服を着て、彼の巻き毛想って喪に服す少女達。非難され、崇拝され彼の過剰さは呪われると同時に美化されていく。だが、真実は結局、アーティストの肉体そのものである作品の中にしか、見出すことができないだろう。真実は消えることはない。…写真家ロバート・メイプルソープとの出会いから別れまでの20年を、ニューヨークを舞台に綴ったパティ・スミスによる青春回想録。〈受賞情報〉全米図書賞ノンフィクション部門(2010)

  • くさてる さん

    とにかく美しい。ひととひとの関係がこんなに美しく激しく語られるのを読むことが出来て驚き。稀代の写真家メイプルソープとの関係を軸にしたパティ・スミスの自叙伝。煌くような有名人の名前が浮かんでは消えていく交友関係のめまぐるしさと同時に50セントのお金も大切にして身を寄せ合って生きていく若い二人の関係性の真摯さと変わらなさが同居している。メイプルソープの写真のように事実が美しくくっきりと描かれる。芸術と音楽、そして人間同士の、友情よりも激しく、愛情よりも濃い、魂の繋がりに惹かれるかたにお薦め。

  • yanoms さん

    本当に素晴らしい一冊だった。詩があって、写真があって、音楽があって、貧しさと時代と人の生死があって。美しすぎて泣けた。まだ3月だけど今年一番確定かも。

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  • 作成者:さん