CD

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 フランチェスカッティ

Paganini / Saint-saens

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SRCR8453
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
 フィラデルフィア管弦楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)
 録音:1950年1月15日、フラデルフィア(モノラル)
・サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
 録音:1950年1月23日、ニューヨーク(モノラル)

 ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
 

内容詳細

ピッと張り詰めた空気の中に華麗に咲き誇る卓越したテクニック、それがフランチェスカッティの醍醐味ならば、このCDは彼の美点を堪能するのに最適な作品を収録しているといえよう。録音の悪さ(モノラル)も忘れて没入してしまう吸引力のある演奏だ。(直)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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何の工夫もないジャケットなのに見ると思わ...

投稿日:2013/02/25 (月)

何の工夫もないジャケットなのに見ると思わず頬がゆるむCDというのがあるでしょう。それは意識していないかもしれないが、あなたがとても気に入っているCDです。私にとっては本盤で、LPが針とびしてまた同じLPを買った数少ないもののうちの1枚です。本盤を知ったのはハルトナック著「二十世紀の名ヴァイオリニスト」のおかげです。それによるとフランチェスカッティは両曲をブラームスへの方向で演奏していて、パガニーニにおいては成功し、サン=サーンスにおいては失敗しているとあります。私ごときには理解不能で、どちらも素晴らしくただただ彼のVnの暖かく良い響きに聴きほれます。特にパガニーニの第1楽章やサン=サーンスの第2楽章のフラジオレットの安定感抜群でいながらしなやかにして優美なことといったら。他者の見解をご紹介ついでにもう2つ記します。パガニーニについては、あるモーツァルトご専門の学者(?)先生が、一番お好きな曲はと質問されて、モーツァルトの数多の名曲のなかから選ぶと思いきや、本協奏曲をあげられたことがあります。いくら名曲揃い、好きで研究しているとはいっても毎日毎日ではうんざりすることもあるだろうと納得しました。が、モーツァルトとパガニーニに共通する面もあるのではとも思いました。Vnの本質、カンティレーナへの天才的即応です。サン=サーンスについては、えらい評論家先生がケチョンケチョンに貶したあげくしぶしぶ序奏とロンド・カプリチョーソを名曲の列に加えたことがあります。先生のおっしゃるとおりサン=サーンスは全く音楽上の開拓をしなかったかもしれません。が、冒険を少しはしたかもしれないR.シュトラウスに先生は甘いのだが、内容にそれほど差があるのだろうか。そして嫌々ながらも彼のVn音楽に一礼せざるをえなかったのは、彼のメロディーメーカーとしての才能は無視しえなかったのではと思います。もし、本協奏曲を排除すると、同時代では、ヴュータンやヴィエニャフスキが上がってくるのだろうが、とても穴埋めできるとは思えません。どなたが何といおうと第3番第2楽章シチリアーナの牧歌的味わいは無類です。フランチェスカッティでこれを聴くと早く春がこないかな、花が咲いたらゼッテーハイキングに出かけるぞと思います。モノラルですが、これこそそれが全く問題にならない1枚といえようーーーです。

西荻椿山 さん | 東京都 | 不明

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久しぶりに金縛りに遭うような演奏でした。...

投稿日:2011/01/09 (日)

久しぶりに金縛りに遭うような演奏でした。両曲ともにこの人のために書かれた曲の様!モノラルながら大変素晴らしい音で驚きましたが、オーパス蔵やOTAKENで復刻してくれたら嬉しい!!!

NARI さん | 東京都 | 不明

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私はこれらの曲については本演奏のLPしか手...

投稿日:2009/07/04 (土)

私はこれらの曲については本演奏のLPしか手元になく従って他演奏と比較してのコメントは出来ません。結論としては皆さん書き込まれている様なことに収斂するのでしょう。この二つの曲にはフランチェスカッティがその容貌も含め実に合いますね。万全の技術、甘いロマン性などこれ以上望めというのも無理な話に・・・。パガニーニの方はスコア通りだと通常50分位かかるところを慣例に従いかなりカット半減タイムです。第1楽章の最後の方長いカデンツァ的演奏から即曲を閉じるのも面白いです。次の楽章の歌いっぷり・・・圧倒的ヴァィオリンの表情。終楽章ヴァイオリンは相変わらずですがやや大雑把な曲に終わっています。オーマンディも良き伴奏指揮に徹底しています。サンサーンスの方・・サラサーテに捧げられた曲だけに丁寧な作品。第1楽章ヴァイオリンの伸びる音の美しいこと!、続く楽章はシチリアーノ風の穏やかかつ印象的な楽想とヴァイオリンのその表現、最後の楽章もレシタティーボからトレモロ情熱的主題が実に・・・途中若干弛緩するもそれは原曲の責で演奏の責ではありません。全体に特徴ある・・時として縦線も合っていない(合わせていない?)ストレート気味なミトロプーロス指揮と好対照なランチェスカッティの味わいの(曲と共に)ラテン系ブレンドが私には素晴らしく思えました。ただ曲自体の私の好みもあり満点からワンランク減じております。

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