ピチカートファイブのCDは中学生の時に東京は夜の七時を聴いて以来、ずっと人生を共にしています。このアルバムでは大都会交響曲をヘビロテしています。

曲間の繋がりまで期待したのですが、それは普通でした。 一から集めるより、これからファンになるかたにはお勧めします。

シングルバージョンのベイビィ・ポータブル・ロックの正式な音源がずっと絶版？になっていて、中古のベスト盤を買おうか悩んでいたところに、新たなベスト盤が発売になり、とてもうれしい！良い音楽は音質を改善して、どんどん再発してほしい。出来れば未発表曲も含めて。

オリジナルラブの田島貴男氏が参加すると聞き発売当時にワクワクしながら購入したCDはジャケットの芸術性含め今でも愛聴盤の1枚です。1曲目の惑星は楽曲・ボーカルの秀逸さ、ハモンドオルガン風の印象的なリフやコーラスワーク含めたソウルフルなアレンジも素晴らしく、何度聞いても飽きの来ないまさにJ-POPマスターピースの1曲といえるでしょう。個人的にはJAZZアプローチも良い８曲目のセヴンティーンもお勧めです。１２インチフルバージョンLP再発を切望します。

ピチカート・ファイヴのCDが入手不可ばかりになってしまっているのはとても残念。これはベスト盤になるのだけれど、ピチカートの場合はベスト盤すらオリジナルアルバムのような存在感を放っていて、それぞれ聞かないと気が済まなくなってくるという。是非復刻して欲しいと思います。

ピチカート・ファイヴのアルバムはどれも一筋縄ではいかない個性的なものばかりなのだけれど、これもまた独特なアルバム。もうこのアルバムの頃は「後期」に当たると思うけれど、時期に限らずこれもまたオンリーワンの魅力を放ってます。

『東京の合唱』が映像も曲も素晴らしい。プロモーションビデオ風であるが、ヒップホップ調で浅草・人力車・屋形船という展開が感動的です。この1曲だけのために5000円弱の代金を払う価値がありました。

こんなにライトでポップでスタイリッシュなものは、なかなかないと思います。１０年経っても、爽やかに聞ける名盤です。

まずあの時代にこのような　コンセプトアルバム（お洒落さんたちの）が生まれてきたことの凄さ。メジャーへの助走、、このすばらしき一歩。

この連作は、かなり衝撃的でした。野宮さんのお披露目というか（まえから少しでられていましたが）、あたらしいカタチのガールズ　ポップ　（今の意味のものではないです、）でした。まとめて聴くと改めて凄いです。