ニーチェと悪循環 ちくま学芸文庫

P.クロソウスキー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480088796
ISBN 10 : 4480088792
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
追加情報
:
15cm,537p

内容詳細

妻の肉体を次々と客人に提供するという衝撃的な小説三部作『歓待の掟』(1953‐60年)で欲動の共同体を望見したクロソウスキーが、フランスにおける有力なニーチェの翻訳者・研究家の一人として68年5月直後のフランス思想界に投じた、驚嘆すべきニーチェ論。人格の同一性の下にざわめく言語以前の無数の欲動、すなわち強度の解放という本書の提示した光によって、ニーチェの悲劇的生と思想はまったくあらたな相貌を明らかにする。大小の断片を積み重ね、自在な引用をつむいでゆく、それ自体破天荒で啓示的な反‐論述は、21世紀の今も誇らしく異端的な地位を失っていない。優れた翻訳による、みずみずしく真に独創的なニーチェ論の蘇り。

目次 : 文化との闘い/ 欲動の記号論の起源としての病的諸状態/ 永劫回帰の体験/ 頽廃、躍動、集団、個別的ケース―四つの基準の起源としての病的諸状態/ 永劫回帰の科学的説明の試み/ 選別の教説としての悪循環・永劫回帰の政治的ヴァージョン・悪循環の陰謀/ 父の亡霊との対面/ 病者によるもっとも美しき発明/ トリノの陶酔/ ニーチェの記号論に関する付記

【著者紹介】
ピエール クロソウスキー : 1905‐2001年。パリ生れ。若くしてジッドらに知られ、30年代にはバタイユやカイヨワらの先鋭なグループに参加。戦後は独自の執筆活動を展開

兼子正勝 : 1953年生れ。東京大学文学部博士課程中退。パリ大学文学博士。現在、電気通信大学教授。フランス文学・思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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