P・k・ディック & レイ・ネルスン

人物・団体ページへ

ガニメデ支配 創元SF文庫

P・k・ディック & レイ・ネルスン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488696214
ISBN 10 : 448869621X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
307p;15

内容詳細

星間戦争に敗北し、ガニメデ人に占領された地球。だが人類には希望があった。テネシーの山中で、戦前から抑圧されてきた黒人たちを率いる抵抗勢力の指導者が反撃の機会を窺っていたのだ。その彼を取材するため元恋人のテレビ司会者が訪れる。一方、異端の天才精神科医が開発したものの、だれも使用したことのない最終兵器が発見された。種の生存を賭けた幻視大戦。本邦初訳長編。

【著者紹介】
フィリップ・K・ディック : アメリカの作家。1928年生まれ。1952年に短編作家として出発し、その後長編を矢つぎばやに発表、「現代で最も重要なSF作家の一人」と呼ばれるまでになる。1982年歿

レイ・ネルスン : アメリカの作家。1931年生まれ。高校生時代よりファンダムで活躍。50年代にパリに渡り60年代初頭に帰国。63年に短編作品で商業デビューした

佐藤龍雄 : 1954年生まれ。幻想文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 催涙雨 さん

    P.173の「選択認識論」のくだりを読めたことが一番良かった点。偏執的なまでに固執し続けているパターン、いわゆる現実うんぬんのアレに対する認識の一面をうかがい知ることができる小道具だったように思う。しかしまあ、悪ふざけの度合いがあがるといつもと同じテーマが副えられていても、あまりそれを意識するふうにはならないというか、なんというか。とにかく全体の印象は異なる。シナリオに関しては一部力技のような荒々しさも感じさせる。そもそも、裏表紙のあらすじからしてふざけているとしか思えないような代物なのだ。そうかと思えば

  • S.Mori さん

    芋虫型のガニメデ人が地球を支配すると言う笑える設定です。アクションシーンも多くて、典型的なB級SFのように見えますが、現実とは何かというディックの哲学的なテーマが盛り込まれています。元老メキスというガニメデ人の登場人物が面白かったです。彼は地球人が書いた論文を読み、地球にも自分と同じような考え方をする人物がいることに、驚きます。このメキスが終盤で重要な役割を果たします。あまりにも飛躍的な終盤の展開は説得力がないですが、ディックらしくて堪能しました。

  • 友和 さん

    面白い電波合戦。ストーリーはムチャクチャだが、ディックならではの世界観。

  • けいちゃっぷ さん

    久々のディックの新刊(?)。 読み始めたところでは、なかなか話に入っていけず。 地球を支配しているガニメデ人には手足がないため、地球人を手足代わりに使役する。 それに抵抗勢力の黒人指導者や女性TVキャスター、大農場主などが絡むのだが、恐ろしい(と思われる)のは精神に作用する兵器。 なのだが、どうも余所の世界の話のようで緊迫感が今一つだったな。 でも、こうしてディックの小説が読める幸せ。 と言いつつも〈ヴァリス3部作〉など、未読も多数なのですが・・・。 307ページ

  • ニミッツクラス さん

    14年6月の初版を読んだ。2冊しかないディックの共著本の一冊。綺麗なカバーはイメージで、本国での刊行は67年だから・・今更ワームのガニメデ人を描くわけにもいかなかったのだろう。36冊ほどある長編の中頃の作品で、ザップガンと電気羊に挟まれているが、恐らく早くに思い付いていたネタを昇華させるのが面倒くさくて、薄味と承知で世に出したような印象を受ける・・でも好き。本書は牧氏の年季の入った“今北産業”的解説の方が面白い。失われたオリジナル結末を読みたかったなぁ。では、ゼラズニイとの共著へ行きますか。★★★☆☆☆

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品