CD 輸入盤

ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、シューベルト:未完成、ブラームス:ハイドン変奏曲、他 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1954、パリ)(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TALT004
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


音質のよさで定評あるターラ・レーベルがアルトゥスによる新マスタリングで復活。
鮮烈にして濃厚、録音の素晴らしさに驚愕!
フルトヴェングラーのライヴ録音の最高峰、伝説の戦後パリ公演の一夜を完全収録!
同内容のLPとは別リマスター


「そのピアニッシモの秘儀、そのわずかな陰影、そのフレージングの気品によって、われわれはその音楽が、あたかも魂が呼吸するかのように、人間の最も奥深い場所から生まれてくるのを感じた」(ル・メネストレル誌/1929年5月)
 フルトヴェングラー最晩年のライヴであり、録音の良さもトップクラスとして知られる1954年パリ・ライヴ。INAオリジナルの音を用いたTAHRA盤をリマスタリング再発売。音に一段と迫力が出て、金管の伸びも抜群。素晴らしい音質で蘇りました。
 あらゆる管弦楽法の効果を満喫できるウェーバー、偉大な構築力に圧倒されるブラームス、破滅的な暗さを持つシューベルト、異様な緊張感で突き進むベートーヴェン。フルヴェン得意のレパートリーで固め、一夜の演奏会とは思えぬ充実の完成度。全く衰えぬ逞しい指揮が実に感動的です。(販売元情報)

【収録情報】
『フルトヴェングラー・イン・パリ』


Disc1
● ウェーバー:歌劇『オイリアンテ』序曲
● ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
● シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』

Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1954年5月4日
 録音場所:パリ、オペラ座
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 ディスクは国内プレスとなります。

内容詳細

仏ターラ盤にあったアナウンスはカットして、演奏のみの収録。死去の半年前のライヴで、枯れた味わいが濃いが、それでも出てくる音はまぎれまなくフルトヴェングラーである。全体的な音質が鮮明なため、指揮者の表現が手に取るようにわかるのがありがたい。(白)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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ターラから発売されていたフルトヴェングラ...

投稿日:2017/07/02 (日)

ターラから発売されていたフルトヴェングラー晩年のパリ公演ライブ録音が、アルトゥスから再発売された。LP盤を聴いての感想になるが、細部が明瞭であるものの、音の硬さ、残響の少なさは旧CDと同じ。これはホールのせいもあるのだろう。LPのおかげで幾分それも和らいでいるようにも思うが、基本的に受ける印象は変わらない。1954年の「運命」を聴くならば、ベルリンのライヴの方が充実しているように思う(こちらもアルトゥスからLPが発売された)。解説はターラ・レーベルの創設者ルネ・トレミヌによるもので、初出CDにあったものと同じ。執筆の1998年当時、「エラボレーション」という海賊盤CDが日本の大手CDショップで普通に売られていたが、これに対する批判など、今となっては懐かしい。

ドンナー さん | 神奈川県 | 不明

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すばらしいとしかいいようがない。 数か...

投稿日:2017/02/01 (水)

すばらしいとしかいいようがない。 数か月後に他界する人の演奏とは思えない。気迫に満ちた推進力とそこはかとない抒情性、オーケストラと一体化して、いまここで音楽が初めて生れている、大げさにいえば、奇跡の瞬の記録だ。 オイリアン手の哀愁、《未完成》の底知れぬ奥深さ、《運命》の完成度など、おそろしいまでの演奏だ。 いまだに熱狂的なフルトヴェングラーのファンが多数存在する理由がよくわかる。

くまたろ さん | 東京都 | 不明

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54年5月のパリ・ルガ−ノ・トリノ・ベルリ...

投稿日:2006/09/24 (日)

54年5月のパリ・ルガ−ノ・トリノ・ベルリンでの演奏はどれも感動的な演奏だ。それ以前の彼の演奏とは何かが違う。思うに彼は不幸な時代を生き抜いてきた人生の終わりが近いこと、同時に自分の時代の終焉を予感しながら演奏旅行に臨んでいたのではなかろうか。切迫した悲壮感とともに一方で虚無感をも感じさせ、聴いていると胸がいっぱいになる。彼の死後も立派な指揮者は多くいるが、やはり彼は特別な芸術家だ。

AT さん | 弘前 | 不明

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