CD 輸入盤

ベートーヴェン:交響曲第2番、ストラヴィンスキー:組曲『火の鳥』、モーツァルト:交響曲第34番 カール・ベーム&ベルリン・フィル(1968ステレオ)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT1510
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ベートーヴェン:交響曲第2番、ストラヴィンスキー:組曲『火の鳥』、モーツァルト:交響曲第34番
カール・ベーム&ベルリン・フィル
1968年ザルツブルク音楽祭の初出ステレオ録音!


TESTAMENT社より、カール・ベームの初出録音が発売となります。1968年のザルツブルク音楽祭でのライヴ、ステレオ録音です。ベームは1956年の初登場から、没年である1981年の四半世紀に渡り、この音楽祭に出演し、カラヤン(互いに好意は持っていませんでしたが、リスペクトはしていました)と二人体制でこの音楽祭を維持発展させてきた功労者でもあります。二人体制は、当然、容易なものではありませんでしたが、最終的にこの音楽祭はベームにとって、静かに自分の音楽に没頭できる貴重な場所となっていったのです。
 良く知られているように、ベームの指揮ぶりは非常に穏やかなものでした。スウェーデンの映画監督、イングマール・ベルイマンはベームの指揮ぶりを「指揮棒をほんの少し震わせただけで、音楽を聴いているように感じた。音符があるべきところにあり、仕掛けも奇抜さもない。テンポを刻むことさえなかった。」と書き残しています。確かに、最も好調な時のベームの音楽には「作為を感じさせない的確さ」があり、この特質が明確に発揮されているのが、この盤に収録されているベートーヴェンの交響曲第2番と言えます。さらに、ベルリン・フィルから室内楽的サウンドを引き出すことに成功しているモーツァルトの交響曲第34番。そして、R.シュトラウスの関係性からザルツブルク音楽祭で取り上げられることが稀だったストラヴィンスキーと、どれも聴き逃せない3作品です。(メーカー資料より)

【収録情報】
● ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 op.36 [34:24]
● モーツァルト:交響曲第34番ハ長調 K.338 [25:12]
● ストラヴィンスキー:組曲『火の鳥』1919年版 [20:23]

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 カール・ベーム(指揮)

 録音時期:1968年8月11日
 録音場所:ザルツブルク祝祭大劇場
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

ユーザーレビュー

総合評価

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聴く前にSPコードを細めのものに換えたら、...

投稿日:2023/05/14 (日)

聴く前にSPコードを細めのものに換えたら、実に味気なく物足りない音と演奏になったので、同じ種の元の太めのコードに戻したら、音の厚み、輝きがぐっと増し演奏も別物かと思うぐらい良くなった。ステレオだがやや古さを感じさせ、私はこの位の音質なら不満はないが、音に厳しい人は避けるかもしれない。3曲ともに演奏は重厚でその分内容が詰まっており聴きごたえがある。これでもう少し音がすっきり美しければ名演と言えるだろう。好きな34番はセッション録音のDG盤と演奏はあまり変わりはないが、聴きやすい音の点でDG盤を採りたい。これがウィーンフィル(モノラル録音のCDは所持)のステレオならと、つい思ってしまう。ベト2番も充実した演奏であるが、私はストラヴィンスキーの演奏に最も魅かれた。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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没後すでに35年。1/3世紀を超えたというの...

投稿日:2016/10/02 (日)

没後すでに35年。1/3世紀を超えたというのに、こうしてまた60年代の元気なベームの演奏に接することができ、関係者に対し感謝の念に堪えない。同時発売のブルックナーの方が注目度が高いようだが、こちらもBPOとのドイツ的で、精気に溢れた素晴らしい名演揃いである。ベートーヴェンの2番は晩年ベームが特に好んだ曲で、VPOとのセッション(72)以外に、正規盤だけでも日本公演を含め3種のライブが知られている(演奏時間当盤34分22秒、72VPO35分8秒、78年BRSO34分17秒-老齢を感じさせない素晴しいライブ、80年ザルツブルクVPO37分58秒、80年日本公演VPO36分32秒)。3番と2番の飛躍より1番と2番の差が大きいと語っていたベームの言葉通り、曲の大きさを感じさせる。リズムの弾力性はやはり60年代のベームで、往時のBPO(ベームが指揮するとゲルマン魂が顔を出すなどと言われたものだ)が相手ということもあり、がっしりとした構築性と推進力が表に出る。しかし一方2楽章を中心に「歌」の要素にもこと欠かない。新たな名盤登場と言えるだろう(VPO盤の「歌」と「流れ」の魅力にも抗しがたいものがあるが)。モーツァルトの34番はBPOとのセッション録音(66)とよく似た感じだが、やはり表情、リズムの精彩が上回り、凛として格調高い「ベームのモーツァルト」の魅力横溢。曲が一段レヴェルアップしたかと思わせる。火の鳥は3大バレエでは唯一晩年のベームがしばしば採りあげた曲だが、解釈そのものはVPO日本公演(75)と変わらない(ドイツ系指揮者が振る国民楽派交響詩の感)。演奏時間はVPO盤と63年のケルン放響ライブの中間に位置する。迫力では当盤が勝り、情緒では(筆者は実演を聴いたので思い入れがはいっていようが)VPO盤が勝ると思う。3曲聴き終えて、大曲を取り上げている訳ではないのに、音楽的充実度は極めて高い。聴衆もさぞや満足であったろう。TESTAMENTさんには続編を是非お願いしたい。60年代も勿論、ベームのBPOライブでは70年代にも素晴らしいものが沢山放送された。ファン一同お待ちしています。(追記:当盤の商品説明には今日現在(10月2日)ベームのザツルブルク音楽祭の初登場が1956年との記載があるがこれは誤り。R.オズボーン氏のライナーノーツを誤解したのではないかと思われるが、初登場は1938年(自叙伝「回想のロンド」他)であり、録音でも記念碑的な47年のアラベラ等が存在する。訂正をお願いしたい。)

千葉のアリアドネ さん | 千葉県 | 不明

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