地元ギリシャのカヴァコスが登場
アテネで行われた2015ヨーロッパ・コンサート
2015年のベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートが早速発売されます。ヨーロッパ・コンサートとしては2004年以来2度目のアテネ公演となりました。
コンサートはロッシーニのオペラ『セミラーミデ』の序曲からはじまります。ロッシーニ得意の手法「ロッシーニ・クレッシェンド」を効果的に聴かせるラトルのエネルギッシュな指揮振りとベルリン・フィルの上手さでエキサイティングに聴かせます。そしてシベリウス・イヤーである2015年の演目に選ばれたのは、ヴァイオリン協奏曲。ソリストは2015年2月のベルリン・フィルの定期コンサートでも同曲を演奏した地元ギリシャ出身のレオニダス・カヴァコス。カヴァコスはこの作品とは縁が深く、1985年ヘルシンキで行われたシベリウス・ヴァイオリン国際コンクールに弱冠18歳で優勝しています。シベリウスの内省的な側面に光を当てた素晴らしい演奏です。メイン・プログラムは、2013年ベルリンでのライヴが「ベルリン・フィル・レコーディングス」から発売されていたシューマンの交響曲から第3番『ライン』。シューマンの音楽を丁寧に表現し、ベルリン・フィルの鋭い感性と豊かな響き、力強さを感じさせる完璧を目指す均衡のとれた演奏を披露しています。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』序曲
● シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
● J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005〜ラルゴ(アンコール)
● シューマン:交響曲第3番変ホ長調 op.97『ライン』
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録時期:2015年5月1日
収録場所:メガロン・アテネ・コンサートホール(ライヴ)
収録時間:90分
画面:カラー、16:9、Full HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.0
Region All
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