Tribute To Ndiouga Dieng

ネガルのリヴィング・レジェンド・バンドが10年ぶりに新作を発表！

　2017年のアフリカ音楽シーンにおいて最大の話題作になること必至！セネガル・ダカールの伝説的バンド、オーケストラ・バオバブが、10年間のブランクを経て遂に新作を発表してくれました！
　1970年にセネガルの首都ダカールで誕生したオーケストラ・バオバブは、キューバ音楽と西アフリカの伝統音楽の要素を融合させた音楽性を掲げ、当時人気だったスター・バンドやオルケストル・ナンバーワンなどと並んでセネガルのトップ・バンドの地位に君臨しました。その後たくさんの作品を発表し人々を魅了し続けた彼らでしたが、ユッスー・ンドゥールなどの新世代が台頭するようになった80年代になると低迷してゆき、87年には解散。しかしブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのヒットで知られるUKのレーベル“ワールド・サーキット”のキーパーソン、ニック・ゴールドが中心となって再結成を呼びかけ、15年後の2002年に『スペシャリスト・イン・オール・スタイルズ』（ライス WCR-364）で見事復活しました。さらに2007年には復活２作目『メイド・イン・ダカール』（同 WCR-744）をリリース。以後途切れることなく演奏活動は行っていましたが新作発表からは遠ざかっていました。
　そして10年ぶりとなる新作は、昨年11月に突然亡くなってしまった主要メンバーのンジュガ・ジェンの追悼作となりました。カーボ・ヴェルデ出身でバオバブには72年に加入し、リード・シンガーのひとりとして活躍を続けたンジュガ。ここでは彼の息子アルファが参加しているほか、一昨年来日も果たした“セネガルの才人”シェイク・ロー、さらにかつてメンバーだったチョーン・セックらも参加し、ンディウガの偉大な功績を讃えています。一方でパーマネントのメンバーとしては初めてコラ演奏家を加えるなど、ベテラン・グループながら新しい試みもここで聴かせてくれている点にも注目です。
　もちろんバオバブならではの優雅なダンス・グルーヴはいまも健在で、さらに洗練されたそのサウンドにビックリされるファンも多いことでしょう。アフリカ音楽ファンはマスト中のマスト・アイテムですので、絶対にお聴き逃し厳禁でお願いします。

（メーカー・インフォメーションより）