幸せな王子

O.ワイルド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784898151662
ISBN 10 : 4898151663
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19×27cm,59p

内容詳細

時代を超えて読み継がれるオスカー・ワイルドの名作が、清川あさみのテキスタイルにより、新たな絵本となって生まれ変わった。金原瑞人の新訳は、オリジナルの文章の趣を損なうことなく、読み手を導いてゆく。

【著者紹介】
オスカー・ワイルド : 1854〜1900。アイルランド・ダブリン生まれ。詩人、小説家、劇作家。唯美主義、芸術至上主義に深く影響を受け「芸術のための芸術」を唱えて活動を展開する。同性愛で有罪を宣告され、獄中生活と劇的な失脚に苦しんだ。世紀末文学を代表する作家として、時代を超えて多くの人々に愛され続けている

清川あさみ : 1979年淡路島生まれ。糸や布を使ったアート作品、衣装、オブジェ、イラストレーションなど、様々な造型物を製作。また、CDジャケットやCM等のアートディレクションを数多く手掛ける

金原瑞人 : 1954年岡山市生まれ。法政大学教授。エスニック文学、マイノリティ文学、児童文学などを講じる。書評、評論など多数執筆し、ヤングアダルト作品を中心に、翻訳した作品は200点を超える

今井智己 : 1974年広島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
☆
☆
☆
☆

1.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
1
★
☆
☆
☆
☆
確かに絵は素晴らしいですが、このお話が好...

投稿日:2009/06/28 (日)

確かに絵は素晴らしいですが、このお話が好きなだけに訳が不適切なところがあり、残念です。 人それぞれ、幼い頃に見たイメージがあるかと思いますが… 私が幼い頃に読んだものとは、訳がだいぶ違うようです。 やわらかなタッチの絵に対して、訳が合っていないように思いました。 これからは、絵本は中身を見てから買うことにします。

ポー さん | 不明

1

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 匠 さん

    子どもの頃に別の絵本で読んで感動し、真似をして自分のあらゆるものをいろんな人に譲ったり分けたりしていたら親から激しく叱られて、ちょっとしたトラウマの本になっていたのだけど、この作品の真のテーマや当時の親の気持ちがちゃんとわかるようになった今は当然、別の想いがこみ上げる。幸せだから分ける、分けて相手が喜ぶから幸せを感じる、という2種類の幸福と価値観。タイトルの深さに今更ながら気づかされる。だけどやっぱり読後感は悲しくせつない。特筆すべきは挿絵にされた清川あさみの凝りまくったテキスタイル。素晴らしかった!

  • masa@レビューお休み中 さん

    街の真ん中に立って、そこに住む人たちをずっと見守り続けている幸せな王子の像。そして、仲間と一緒に旅立つことができなかったツバメが、王子の足下にやってくる。ツバメは一時の宿として使い、すぐに旅立つつもりでいたのだが、幸せな王子に頼まれごとをお願いされる。はじめは、理由を話して断っていたのだが…。この出会いはしあわせだったのか、それともしあわせではなかったのか…。悲しいお話ではあるけれど、きっと王子もツバメも一生懸命生きて、しあわせだったんだろうな。そう思いたいなぁ。

  • エンブレムT さん

    図書館の、絵本コーナーではなく美術書コーナーにて発見。おお〜!布に施した刺繍やビーズ、スパンコールを使った画で物語の世界を表しているのですね!!美術書扱いにも納得です。「なるほど〜」と、借りてきた本書を眺めていたら、「オレ、この話って好きじゃない。報われなくって酷くね?」と乱入してきたのは12歳長男。「ボクは、つばめさんが弱ってってるのに、お願いし続けてる王子さまが、わがままでキラーイ」と、更に乱入してきたのは8歳次男。・・・なんだか、いろんな意味で「なるほど〜」と、つぶやき続けた1冊になりました。

  • けんとまん1007 さん

    清川さんの作品の素晴らしさ。それが、ワイルドの作品と合い間って、想像が拡がる。幸せとは何だろう?そんなことを考えた。モノではなく、感謝されること、存在意義を実感できること・・・そんなことなんだろう。そんな気持ちを、みんなが持てれば、この国・この世界も随分と変わるんだろうな。まずは、自分から。

  • 恭子 さん

    優しくて、悲しいお話。 最後の神さまと天使のやりとりが好きだなぁ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品