ニコラエフスキー、マトヴェイ(1882-1942)

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CD 輸入盤

2つの舞曲、ピアノ作品集、歌曲集 ミハイル・モルドヴィノフ、スヴェトラーナ・ズロービナ、フィリップ・チジェフスキー&モスクワ交響楽団

ニコラエフスキー、マトヴェイ(1882-1942)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCC0324
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ニコラエフスキー:作品集

「狂騒の20年代」と呼ばれる1920年から30年代には、ヨーロッパだけでなくアメリカ、ロシアでも大きな変化が起きていました。ジャズが花開き、アール・デコが頂点を迎えるとともに1929年の「ウォール街の暴落」によって世界恐慌が起こり、人々の生活様式も大きく変化したのです。
 このニコラエフスキーはロシアの作曲家ですが、この20年代に彼の作品は高い人気を誇っていたのです。人々の好みは19世紀のサロン音楽から少しずつジャズやタンゴ、チャールストンへと変わっていきますが、ニコラエフスキーは人々の嗜好を敏感に取り入れ、時代に即した作品を数多く書きました。彼の作品のほとんどは失われてしまいましたが、現在残されている作品のほとんどがここに収録されています。初期のロマンティックな作品も、流行に乗った作品も、どちらも魅力的です。(輸入元情報)

【収録情報】
ニコラエフスキー:
01. 夜想曲 ハ短調(1917年以前)
02. ロシア民謡「行商人」による幻想曲(1917年以前)
03. おお来たまえ、慈悲を持って(1903)
04. 夕空に夢を抱いた(1903)
05. あなたを永遠に賞賛する(1903)
06. チャールダーシュ(作曲年不祥)
07. ジプシーの踊り(作曲年不祥)
08. 2つのバレエ行進曲(1929)〜勝利の行進曲
09. 2つのバレエ行進曲(1929)〜英雄の行進曲
10. スナッフ・ボックス(1925)
11. ヴォルガのある日(1927)
12. 悪魔的なタンゴ(1920年代)
13. チャーリー・フォックス(1917)
14. ヤウ・レ:ボストン・ワルツ(1925)
15. エヴリン嬢(1926)
16. やあ、それで充分(1927)
17. ベンチの上の老ソフロン(1920年代)
18. 野を横切り幅広く走る道(1929)
19. ハーネスのジングル・ベル(1922年以降)


 ミハイル・モルドヴィノフ(ピアノ:01-05,08-19)
 スヴェトラーナ・ズロービナ(メゾ・ソプラノ:03-05,16-19)
 フィリップ・チジェフスキー指揮、モスクワ交響楽団(06,07)

 録音時期:2015年5月、6月
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

ユーザーレビュー

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ブラームスのハンガリー舞曲集が好きであれ...

投稿日:2021/07/22 (木)

ブラームスのハンガリー舞曲集が好きであれば、ニコラエフスキーの作品も気に入るに違いない。このCDに収められた曲の大部分は、演奏時間が五分未満の歌曲と器楽曲であり、管弦楽作品である二曲の舞曲も演奏時間は短いのだが、東欧風の旋律に心惹かれる聴衆であれば、単調で通俗的な音楽だ、との見下すような烙印は、決して、押さないであろう。技巧的に凝った作曲手法を用いなければ、作品の価値は著しく低い、と考える人がいたならば、この一枚を聞き終えてから、再考して、その判断を撤回してもらいたい。ロシア革命後に亡命した作曲家の作品群からは、決して、味わう事の出来ない、肩肘の張らない感覚は、スターリン体制下に生きたニコラエフスキーの妥協の産物から生じたものではない。これこそが戦前のソ連で流れていた音楽だ。

求道半 さん | 不明 | 不明

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