一度波長が合うと帰って来れない。身動ぎも出来ない音に冷静にリンチされる。

だんだんアレになってくる。ヤられる。CDにヤられる。危険です。

あっぶねぇ? 油断してるとﾔられる

ｼｽｺ拠点のある意味ｱﾝｸﾞﾗ界ﾓﾝｽﾀｰ･ﾊﾞﾝﾄﾞによる7作目。前作に引き続きｱﾙﾋﾞﾆ氏の録音が連中の繊細な音世界をﾌｫﾛｰしている。個人的な意見だが特に静的ﾊﾟｰﾄのヤバイ雰囲気はJEFF BUCKLEYの神秘的感覚を想起させる。ｺｱなﾌｧﾝを唸らせるのも納得できる。

息苦しくなる。ここは深い深い海の中、広い広い宇宙の中。先が全くみえない。自分の未来も。それがニューロシスという音楽ジャンル。

音の魂や気､念といったものがこちら側の理解をはるかに超えたところ地底深くで響く｡どの音も本気でなければ鳴らせない音であり現実に対して一切の甘えを許さない｡ﾊｰﾄﾞｺｱとして聴くのではなく生きている音として聴きたい｡

宇宙。

ここまでくると全神経集中させないと息苦しいぐらい凄いハードコア…絶えるかもね。

TOOLやALICE IN CHAINSにはまった人なら、NEUROSISをお薦めします。メタリックな音なので、このアルバムが一番聴きやすいかと思います。でも、このアルバムですら彼等にとっては通過点…深いです。

これが一番好きです。TOOLと並ぶ現代最高のロックバンドだと思います。