アルバム表題曲「Ｗｏｒｋ　ｓｏｎｇ」ばかり取り上げられる様ですが 　「Ｐｒｅｔｔｙ　ｍｅｍｏｒｙ」 　「Ｆａｌｌｏｕｔ」 を是非、聞いて下さい。 　Ｗｅｓ　Ｍｏｎｔｇｏｍｅｒｙが参加しています。

キャノンボールのバンドから兄貴が抜けて、J.ヘンダーソンが加わったバンドでのライブ収録。実際の演奏順に収録されたのかはわかりませんが、キャノンボールのバンドと同様の曲とノリに重きをおいた演奏で始まり、後半は個々のソロにフォーカスした演奏になり、ダークなムードが漂います。こうなるとナットでなくヘンダーソンが主役で大変珍しいホットなブロウまででます（ナットが横にいるおかげ？）。この展開になるとソロイストとしてはピアノが弱く面倒見のよいキャノンボールがザビヌルの（ピアニストとしての）リーダー作を作らなかったのも納得かな。

ナット・アダレイの代表作。自身作曲の「ワーク・ソング」が有名であるが、ティモンズ作「プリティ・メモリー」もかなりファンキーな名曲。ベース、チェロの力強いユニゾンが魅力的で、そのフレーズの繰り返しが、強烈なグルーヴを生んでいる。ウェス・モンゴメリーも参加。

表題曲のｲﾒｰｼﾞとｼﾞｬｹ写が必要以上に購入欲を削ぎます（笑）が、素朴で粒ぞろいな小品が素晴らしい出来で買って損はありません。寧ろ“I've got a crush on you”を聴いていない方は、損をしているかもしれませんね（笑）。

Space Spilitualの凄さ。 神憑り的な音です。 NAt Adderley,Jr.の左手には神がいて、ピアノの鍵盤には神のdance floorがあるのでしょう。supilitual最高峰とはこの曲について言われるべきです。

僕の親父がＪＡＺＺ大好きでよく聴いていた。僕はＲＯＣＫやロカビリーが好きでＪＡＺＺはよく知らないが、ワークソングは大好きです。

　コルネットでこの顔、と来るとどうしても「くわまん」を連想してしまうのですが(失礼！)、ナットのプリプリした音色の美しさ、メンバーの良さ、そして粒揃いのオリジナル曲、と三拍子揃った良いアルバムです。「ロンリネス」が特に好きです。

“ワークソング”などファンキーなナンバーも好いが、ナット、ウェス、そしてサム・ジョーンズのトリオによる演奏もお薦め。丸いカラダを縮めて丁寧に吹くナット・アダレイが目に浮かぶ。