遠い一本の道

しあわせをねがってそれぞれの季節がうつりゆく
遥かな地平に向けて限りなく続く遠い一本の道
そして人たちの愛と闘いの日々が続く…

＜イントロダクション＞
『にっぽん昆虫記』、『彼女と彼』、『軍旗はためく下に』...数々の名作に出演した名女優 左幸子（1930年〜2001年）が唯一監督(企画、製作)を務めた力作が遂に初DVD化！

■高度成長をとげた日本で、勤続30年の国鉄保線員とその家族を通じて合理化の波に翻弄される労働者の憤りと誇りを描く傑作ドラマ。

■製作日数2年。井川比佐志、市毛良枝、長塚京三、西田敏行、殿山泰司、小松方正、大滝秀治ら豪華出演陣、一流スタッフら集結。左幸子の見事な演出手腕でドキュメンタリータッチな骨太作品に仕上がっている。

＜DVD仕様＞
1977年日本／16:9 LB ビスタサイズ／カラー／約112分／片面1層／1枚組／
音声：日本語2.0chモノラル

＜特典＞
■封入特典
・オリジナルパンフレット縮尺再編集版

※仕様・特典等は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

＜スタッフ＞
■企画・製作・監督：左 幸子
■脚本：宮本 研
■撮影：瀬川順一
■音楽：三木 稔
■美術：育野重一
■編集：浦岡敬一

＜キャスト＞
■井川比佐志
■左 幸子
■市毛良枝
■磯村建治
■長塚京三
■西田敏行
■殿山泰司
■小松方正
■大滝秀治

＜ストーリー＞
昭和50年10月14日の鉄道記念日。滝ノ上市蔵は30年国鉄に勤めてきた功績章を受けとるために、妻・里子とともに札幌へ向かった。保線ひと筋に生きてきた半生を誇らしく思う反面、表彰されることに抵抗を感じる市蔵。一家の生活はなかなか楽にならない上、“マル生（なま）”という悪名高い合理化運動が多くの仲間を見捨てていき、市蔵の職場にも広がってきていた。市蔵の受章を祝うささやかな宴がひらかれたところへ娘・由紀が恋人を連れてくる。市蔵の鬱憤が突然爆発、二人の結婚に大反対し祝いの席は荒れに荒れた。後片付けをする里子は23年前の雪の日を思い出す。それは結婚相手の顔も知らぬまま嫁いだ日のことだった…。

劇場公開：1977年9月11日

発売元：株式会社ディメンション
発売協力：ピカンテサーカス
販売元：ハピネット・メディアマーケティング
©記録映画保存センター

昭和の名女優・左幸子、唯一の監督作品。昭和50年10月14日の鉄道記念日に功績章を受け取ることになった国鉄保線員の姿を通し、合理化の波に憤りを覚える労働者の思いや、娘の結婚に賛成できない父の思いを描く。(CDジャーナル　データベースより)