DVD

無花果の顔

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
YRBN13160
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
Squeez, 2006
監督
:
追加情報
:
メイキング
フォトギャラリー

商品説明

桃井かおり第1回監督作品。山田花子主演。庭に無花果の木が植えられた、古い日本家屋に住む、寺脇家の物語。
懐かしいけれど新しい、おかしいけれど切ない、リアルだけどシュール。花は無くても、実の有る人生。

内容詳細

庭に、花の咲かない無花果の木がある門脇家。縁側に面した茶の間で、4人の家族が、和気あいあいとフォンデュの鍋を囲んでいる。映りの悪いテレビを叩いて、直そうとする母(桃井かおり)。塩辛をトッピングしたジャガイモに舌鼓を打つ父(石倉三郎)。そんな団欒の記憶をカメラにおさめる娘(山田花子)。つまみ食いをして叱られる弟(HIROYUKI)。4人が家族として過ごしてきた歳月の延長戦にある時間が、今日も、何気なく流れていく。

そんな家族の生活に、ちょっとした異変が起こる。工務店に勤める父が、朝帰りをしたあげく、家を出て行ってしまった。平静さを装いながらも、気を揉む母。一方、父の住むウィークリーマンションを訪ねた娘は、職人気質の父が、他人の手抜き工事の後始末を徹夜でするために、ひとり暮らしを始めたことを知る。深夜の工事現場で、ひとり作業に汗を流す父。ようやく仕事の目処がついた彼は、母に「明日帰る」と電話をかける。翌朝、久々に帰宅した父を、卵とビールと塩辛で迎えた母は、「お父さんが帰ってくると、うるさくていいわ」と、陽気に笑った。

父が仕事現場で倒れ、帰らぬ人になった。テキパキと通夜の準備をする母。そのかたわらで、葬式用の写真を探していた娘は、自分が「養女」と記されている戸籍謄本を偶然見つけ、呆然とする。通夜には、父の仕事仲間や母の弟(光石研)がやって来た。父のくも膜下出欠は、例の徹夜仕事による過労が原因のようだったが、「勝手に仕事をした」という理由から、労災は適用されないと言う。台所では、母が、父の好物のコロッケを揚げていた。

母の<喪の仕事>が始まった。火葬場で騒ぎを起こした末、タクシーに乗って帰ってしまった母は、その後も、父の死を受け入れられないのか、コロッケを作り続けている。そんな母の様子を、気遣いながら見守る子供たち。「捨てるのがもったいない」と言って、父の煙草を吸う母は、ようやく父がいないことを受け入れたかに見えたが、それでも時々、まだ父が生きているように話すこともある。ある晩、風呂場で泣く母の姿を目撃した娘は、母が<喪の仕事>を終わらせようとしていると感じた。

まもなく母は、住み慣れた家を引き払い、東京タワーの見える娘のアパートで新生活をスタートさせた。かたや、出版社を辞めた娘も、ライターとして、新たな道を歩み始めた。そんな二人が迎えた、人生のターニングポイント。母は、勤め始めた居酒屋の主人(高橋克美)と再婚。一方の娘は、なんとなく交際していた男(岩松了)の子供を知らぬ間に妊娠し、唐突に女の子を出産した。ベビーベッドにうずくまり、娘の赤ん坊に添い寝する母。今の彼女は、過去の思い出と幻想と現実の間を、行ったり来たり。「こっちは、母さんの思い出とやらがわからんのだから、まいるよ」と、新しい父。子供のように小さくなった母を背負い、彼は、人生という名のだんだらの坂道を歩いていく。

新しい父と母が住む家の庭では、あの無花果の木が白い花を咲かせた。根っこに埋められた、家族ひとりひとりの思い出を糧にして。

庭に無花果(いちぢく)の木が佇む門脇家。父の急死と喪の仕事を通して、どこか風変わりな一家の何気ない情景を綴り上げていく。女優・桃井かおりの初監督作品で、娘役の山田花子をはじめ個性的なキャストが集結している。(CDジャーナル データベースより)

収録内容   

  • 無花果の顔
  • 無花果の家
  • /1.桃井かおり 映画を語る&メイキング映像
  • /2.L.A.でのレコーディング&プライベート秘蔵映像

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