Blu-ray Disc

サクリファイス

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KIXF248
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
Blu-ray Disc

内容詳細

1986年のカンヌ映画祭で史上初の4賞受賞に輝いた、『惑星ソラリス』『鏡』『ストーカー』『ノスタルジア』などの傑作を世に送りつづけたA・タルコフスキーの遺作、ついに初Blu-ray化+再DVD化!最新HDリマスター版。

生命の樹を植える誕生日に核戦争は起こった!
言葉を話せなかった少年が、再び言葉を話せるようになるまでの1日。少年の父アレクサンデルは、生命の樹を植える自分の誕生日に、核戦争勃発の声をテレビで聞く。アレクサンデルは自らの狂気を賭け、信じていなかった神と対決し、愛する人々を救うために自らを犠牲に捧げるサクリファイス(犠牲、献身)を実行する…。
1986年のカンヌ映画祭で史上初の4賞受賞に輝いた、『惑星ソラリス』『鏡』『ストーカー』『ノスタルジア』などの傑作を世に送りつづけたA・タルコフスキーの遺作、ついに初Blu-ray化+再DVD化。
 ★1986年カンヌ国際映画祭 4部門受賞(審査員特別グランプリ、国際批評家連盟賞、芸術貢献賞、全キリスト教会審査員賞)
 ★1987年英国アカデミー賞 外国語映画賞 受賞

アンドレイ・タルコフスキー (1932-1986)
モスクワ生まれ。父は詩人アルセニー・タルコフスキー。東洋学単科大学中退後、全ソ映画大学監督科に入学。アンドレイ・ミハルコフ・コンチャロフスキー監督(『暴走機関車』)やその弟ニキータ・ミハルコフと親交を深める。62年長編第一作『僕の村は戦場だった』(ヴェネチア国際映画祭金獅子賞ほか受賞)でデビュー、68年コンチャロフスキーとの共同脚本による歴史大作『アンドレイ・ルブリョフ』は歴史解釈をめぐり当局から「反愛国的」と指摘され上映許可が得られず、ソ連国内では公開まで5年の月日を要した。以降、絶えず国家権力による検閲との対立を繰り返しつつ、72年SF映画の概念を一変させた『惑星ソラリス』(カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞)、74年自伝的要素と前衛性の強い『鏡』、79年原作者でもあるSF作家ストルガツキー兄弟との共同脚本での『ストーカー』と、映画史に残る名作を寡作ながらも生み出し続け、「水」や「火」や「夢」などをモチーフとした独自の映像芸術で国際的名声と評価も高まり続けた。1980年、ダヴィド・ドナテロ賞受賞。82年以降、芸術家の自律性と表現の自由を求めソ連を亡命。、83年『ノスタルジア』(カンヌ国際映画祭創造大賞、国際批評家賞、エキュメニック賞 受賞)を発表。86年12月28日、肺癌の為54歳で夭逝。同年発表の史上初のカンヌ四冠(国際映画祭審査員特別グランプリ、国際批評家連盟賞、エキュメニック賞、芸術特別貢献賞)を記録した『サクリファイス』が遺作となった。

製作年:1986年/製作国:スウェーデン・イギリス・フランス
収録時間:本編約149分      
仕様:カラー 16:9(ヴィスタサイズ)
片面2層
音声:@スウェーデン語(リニアPCM/モノラル)

【キャスト】
エルランド・ヨセフソン (アレクサンデル)
スーザン・フリートウッド (妻アデライデ)
アラン・エドヴァル (郵便局員オットー)
グドルン・ギスラドッティル (召使いマリア)
スヴェン・ヴォルテル (医師ヴィクトル)
ヴァレリー・メレッス (小間使いジュリア)
フィリッパ・フランセーン (娘マルタ)
トミー・チェルクヴィスト (“子供”)

【スタッフ】
監督/脚本/編集:アンドレイ・タルコフスキー
 (『惑星ソラリス』 『鏡』 『ストーカー』 『ノスタルジア』 )
製作:カティンカ・ファラゴー
製作総指揮:アンナ・レ―ナ・ウィボム
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
共同編集:ミハウ・レシチロフスキー
音楽:J・S・バッハ『マタイ受難曲』より
 アリア「憐れみ給え、わが神よ」(独唱:ユリア・ハマリ)ほか

【ストーリー】
スウェーデンの南、バルト海を臨むゴトランド島。初夏の日差しを浴びながら、大学教授のアレクサンデルが息子と枯れた松の木を植えている。息子は言葉を発することが出来ず、アレクサンドルは悲嘆に暮れる。やがて誕生日を迎えたアレクサンドルの家へ、親友の医師ヴィクトルと郵便配達人オットーがやってくる。 白夜、テレビは核戦争勃発の声を伝えている。パニックに陥る人々。興奮した妻のアデライデは人生への後悔と呪詛を口走り、息子は苦しんで眠っている。隣室では、ヴィクトルを誘って服を脱ぐ娘のマルタ…。 アレクサンデルは、初めて神への願いを発する。「私の持てるもの全てを捧げますから、愛する人々救ってください。家も家族も子どもも言葉も、すべて捨てます」と――。

穏やかな誕生日を迎えるはずの日に、核戦争の始まりを知ったアンドレイは愛する人々を救うため、神に自ら犠牲にすることを誓う。アンドレイ・タルコフスキー監督の未曾有の傑作。(CDジャーナル データベースより)

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タルコフスキイが人生の最後に行き着いた境...

投稿日:2011/11/25 (金)

タルコフスキイが人生の最後に行き着いた境地。 彼岸の風景。 核戦争後の墨絵のような映像に尺八が響きわたる。 台本(セリフ)を聞いていると、映画というよりまるで小説を読んでいるようだ。 そして自然の美しさ。 室内のショットがまるでヴィルヘルム・ハンマースホイの絵のようだ。 日本への憧れも感じられる。 主人公アレクサンデルはすべてを救うために自分を犠牲にしてマリアのもとへと行くが、マリアが魔女であることや体が浮遊するといったことなど、我々観る側は登場人物たちの言動、そして映像の不思議さをどこまで劇中の真実として理解すればいいのだろうか? 映画の中で起きる事件(プロット)のあいまいさがいろいろな解釈を生んでいく。 はたして核戦争は起ったのだろうか? 個人的にはマリアのもとに行くことは、真実の愛を求める行為だと思う。 しかしその行動もはたからは狂気の一環とみられてしまう。 アレクサンデルはただ真実を待ち続け、ついに真実を求める行動に出たのだと思われる。 タルコフスキイの晩年の映像や「サクリファイス」の演出風景、関係者のインタビュー、彼の作品世界の解説などからなる「アンドレイ・アルセニエヴィッチの一日」(クリス・マルケル監督)を特別収録。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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