Manchester Concert: Complete 1960 Live At The Free Trade Hall

1960年代のレア編成ユニット2ライヴ音源120分
1960年9月27日、ソニー・スティットを加えたイギリス、マンチェスターのフリー・トレード・ホールのコンプリート・ライブ録音。
1963年5月29日、ジョージ・コールマンを迎えたセントルイス音源

時代としては、ジョン・コルトレーン脱退後。ヨーロッパのツアーに、ソニー・スティットを加えてのクインテットで、1960年代夜明けの過渡期のマイルス。ポール・チェンバースとジミー・コブ、そしてウイントン・ケリーがリズム・セクションとなったこの時期は美しいハード・バップが聴ける時期。パーカー直系のスティットが入ったのは、この時代ならではのドラマと言えましょう。

ボーナス・トラックとしてこのCDでは、1963年の5月のレア・トラックを追加。最初はLPでしか出たことがなかった音源も、CD時代になって数々のレーベルに加えられたものですが、ジョージ・コールマンを加えたこちらも珍しいメンバー編成の音源。この後クインテットはジョージ・コールマンに変わり、ウェイン・ショーターを迎え、黄金のクインテット時代に突入。

1960年代の2つのレア編成のライヴを収めた120分。近年ではLonehillでCDが出ていますが、流通が難しくなっているレーベルだけに、うれしい再発です。(新譜案内より)

CD1 M-1〜CD2 M-4：
Miles Davis (tp)
Sonny Stitt (as,ts)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)
recorded at the Free Trade Hall, Manchester, UK, September 27, 1960.

CD2 M-5〜7：
Miles Davis (tp)
George Coleman (ts)
Herbie Hancock (p)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)
recorded at Jazz Villa, Saint Louis, USA, May 29, 1963